自分軸の人生と仕事創りのサポーター、森部です。
ここ数日、同じような質問を受けていたのでブログでお答えしたいと思います。
個人事業主として活動されるトレーナーやインストラクター、セラピストの方から受ける良くある質問。
目次
「キャンセルが多い」「継続してもらえない」のですが、どうしたら良いのでしょうか。
ということ。
これについては、色々なことが思い浮かびます。
- そもそも継続のシステムがない
- あるけど周知していない
- はたまた認知されていない
- キャンセルポリシーがない
- お客様との関係性がなぁなぁ
- レッスンやセッションのメリットを感じてもらえていない
- お客様の問題解決ができていない
- 参加するメリットがない
- キャンセルしても何の問題も無いと思われている
- お客様に責任をもってもらっていない
- お客様に仕える関係性になっている
- そのセッションやレッスンで何が得られるか明確に提示していない
- そもそもレッスンやセッションが面白くない などなど
いい出したらきりがありません。
その原因の多くの場合は専門性ではない
キャンセルや継続してもらえないとなると、多くの場合は
「自分の勉強が足りないからだ」
「魅力あるレッスンが出来ていないからだ」
となり、とりあえず、とにかく
「セミナーに参加して勉強しよう!」
「資格を取ろう!」
となりがちなのですが、問題はそこではありません。
そういったケースはないとはいいません。
「来てみたけれど、私の問題が解決されそうにないな」
という場合もあるでしょう。
何度でもいいますが、プロである以上は知識や技術のブラッシュアップは日々呼吸をするのと同じようにし続けなければいけません。だってプロなんだもの。
しかしながら世の中の流れとしては、指導者をいかに安く早く、とりあえず一見ちゃんとしてそうな感じの人たちを量産する形に進んでいます。
そのあたりのことはこちらでも触れています。↓
そして、今度補足的に「本質にこだわる危険性」という観点からまた記事を書こうと思っていますが、これから他業種が健康産業には今よりもっと入り込んできます。
その時に必要とされるのは、本質ではなく、ある程度のことを安い人件費でまわせるコマです。そしてそれを養成するための講座です。
言い方を変えれば、研修、つまり良い意味でのマニュアルです。他業種からの参入であれば、ここは間違いなく徹底的にやってきます。マニュアルが悪いのではなくて、良いマニュアルはある程度の質を担保するために絶大な力を持ちますから。
「いや、お客様は違いをわかってくれる。ホンモノが選ばれる」
そう思いたいですし、思う気持ちもわかりますが、世の中の流れはそうはいきません。今の時点で、しっかりと発信をし、価値を提供し、相場で価格帯を設定しておらず、クライアントとの関係も良好で、その方々からのご紹介を得られているというの人は全く問題ないです。むしろ、求められる価値があがります。
しかし、そうではない人たちは、どっちつかずすぎて選ばれることはなくなります。
毒にも薬にもならなければ選ばれることはないのです。どっちつかずのその領域は、資金が潤沢にあり、健康産業をメインとせず、そこを本業とつなぎあわせていく他業種がかっさらっていきます。そういった所で雇ってもらうならば、食いつなぐことは出来るでしょうが、安い労働力として、、、というおまけがついてきます。
これについての話は、noteで行っている有料マガジン[月刊べぇ]に続けます。書いたらまたお知らせします。
[aside type=”normal”]追記:note更新しました!下に書いてあるように単体での購入も可能ですが、購読される方がお得です。
【専門家が本質にとらわれる危険性】
初月無料、月1000円です。単体での記事の購入も可能ですが、加入月以前に書かれたものは月刊マガジンを購読しても単体でご購入いただくことになります。要は、早めの購読がお得、ってことです![/aside]
話を戻します:キャンセルが多く、継続されない事に悩む人に振り返ってみてほしいこと
キャンセルが多い、継続されない、そういったことが専門的な理由だと専門家である我々は思ってしまいがちですが、消費者目線からしたらそういったことはまれです。
そもそも、自分の問題を解決してくれなさそうな人の所に最初からお金を払って行くと言う選択をしないからです。逆の立場で考えたらそうじゃないですか?初めから期待できない所にお金は払わないですよね。
蓋をあけてみたらおもったよりも難しいケースで、、、ということはありえます。でもそこで、本当のプロなら対応できる人をご紹介しますよね、それがその方にとってベストの選択肢となるのだから。
そういったケースでこういった対応が出来ているものに関しては「継続されない」という認識は生まれていないはずなので、その他のケースで、そのように感じているわけです。
そこで振り返ってみてほしいことは、あなた自身は同じようなことを他の人に行っていないか、ということ。
もう一度いいますね。
あなた自身は同じようなことを他の人に行っていませんか?
予定していたレッスンをキャンセルしたり
申し込んだセミナーをキャンセルしたり
入っていた予定をドタキャンしたり
仕方がないですよね、予定が変わってしまったんですもん。
どうしようもない時もありますよね。
体調が悪かったり、家族に何かがあったり、そういうことって本当にしょうがないことだと思います。
自分の身体は何より大切にしなければいけませんし、家族のことは最優先ですから。
ここで言うのはそういう話ではなく
「急な仕事が入ったので」
とかそういうやつ。
違いますよ、急な仕事が入ったのではなくて
「あなたが仕事を入れたのです」
もちろん仕事だけじゃないですけどね。
で、本当にしょうがない時もあります。
ただ、こういうことって、気をつけておかないといつでも繰り返しちゃう。
理由はどうあれ「あなたとの予定よりも、私はこっちの予定を優先しましたから」っていうことを伝えているという自覚も必要です。
そして、何が一番問題かっていうのは相手に迷惑をかけている意識がないということも問題なのですが、それよりも心配になるのは
「あなたは自分で選択をして人生を生きていますか?」
っていうこと。
結局優先順位を立てられていなくて、自分に何が必要かを考えた挙句に選択した行動だったはずなのに、それを突発的に上塗りしてしまう行為。
こういうのって本当に習慣なのです。
知らない間に、さらっとやっちゃうようになってしまうもの。
そしてそういうことを、当たり前にやっている人たちや職場、業界と長くいると、それがより一層当たり前になります。
それが当たり前になっていると、それは身にまとう空気、つまりは自分自身の言葉の選択や行動にも表れます。無意識に行っているから自分では気づきません。
しかしその言外のメッセージは確実に来てくださっている方々に伝わります。
その結果として、「キャンセルしたっていいよね」という雰囲気が伝わってしまう。
「そんなことはないでしょ!そんなことは関係ないよ」と思う方はそれで構いません。
ただ、日常生活でも仕事でも約束を守っている人たちから聞いたことないんですよね。
「キャンセルが多くて困っています」とか「継続してくれなくって」という言葉を。
信じる、信じないはどちらでも良いですが、頭の片隅に入れておいたほうが良いことではありますよ。
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それではまた
森部高史