一生懸命頑張ることってとても大切なことだと思います。
額に汗かき、苦手なことからも逃げずに向き合い、歯を食いしばって立ち向かう。
そういう努力の仕方、自分は嫌いじゃないです。
その時間があったからこそ、得られるものってあるし、その時間を過ごした人はそういった経験をしていない人よりも強さがあります。
頑張った経験がある人ほど気をつけたいこと
ただし、落とし穴がここにはあります。
その努力の方向性は正しかったかどうか。
これが間違っていた場合、努力が全て無駄になった、とはいいませんが、目的を達成するには効率が悪いどころか、時には全く関係のない所で頑張っていた、ということも少なくありません。
東京から東北に向かいたいのに関西方面に向かって一生懸命自転車漕いでいても、目的地にはたどり着かないのと一緒です。
その道中での出逢いとか、感じたこととか、そういったものはその努力があったから得られるものではありますが、努力をしていれば目的を達成できるわけではないということ。
でももしかしたら、最初はどちらに行ったら良いかわからなくてとりあえずスタートしちゃう時もあると思うのです。特に若い頃やキャリアが浅い頃、まだその分野の情報をよく知らないころっていうのは。
確認を怠らない
走りだしたとしても、「おや?」って思うことが少しでもあったら一度止まって見たら良いんですよね。
地図を開いたり、周りの人に聞いてみたり。
「こっちの方向であっているの?」って。
そうすればいつでも戻る事はできるわけです。
あなたは陥っていませんか?
でもこれをなかなかしないタイプの人もいる。
完璧主義や間違いを認めることを恐れる人たち。
でもこれってとってももったいない。
完璧主義の人たちには、とても細かい目があります。
計画を順序立てて行っていけるだけの力もあります。
だったら、その力を正しい道のりで使ったほうがよっぽど自分のためにも周りにもプラスですよね。
間違いと言うものは存在しない
間違いとか失敗って、その瞬間を切り取って判断しているだけのこと。
そこから次につなげていくために、振返り、考え、行動しなおしていけばその失敗はプロセスに変わる。
その瞬間は早いほうがいいですよね。
取り組んでいることをいい加減にしていいということではありません。
いい加減ではなく、良い加減で行っていけたら、きっともっとスムーズにすすむのではないでしょうか。
それではまた
森部高史