僕達が不安になるのはどういうときか。
先行きが見えなかったり不透明だったりする時ではないでしょうか。
結末がわかっている推理小説を読んでもドキドキしないように、何が起こるかわかっていたら不安にもならないもの。
暗闇を歩く時、本当に真っ暗な中だと足が進まないですよね。
そんな時には光が必要になります。
さて、あなたは懐中電灯とランプとどちらを手に取りますか?
懐中電灯とランプの違い
どちらも同じ光を灯すもので、目の前に何があるか認識しやすくなります。
でもその光の灯し方が違います。
懐中電灯は強く直線的に照らします。
ランプはぼんやり全体を明るくします。
どちらにも得意・不得意なことがある、ということ。
今のあなたに必要な光の当て方は?
いま、あなたが何か目標を立ててチャレンジしている時で、一生懸命やっているのになかなかうまく行かない。気持ちばかりが焦ってしまう、、、
そんな状況にいるとしたら、懐中電灯でその暗闇を一生懸命照らしすぎているのかもしれません。
懐中電灯は遠くを見ることができますが、それはあまりにも直線的で周囲の状況を見ることが出来ません。
ゴールや目的に集中するあまり、視野が狭くなっていないでしょうか?
そんな時はランプを持って周りをぼんやり照らし、全体像や現在の状況を再確認してみるといいでしょう。
もしも、あなたが何かに取り組まなければとおもい、がんばっているのだけれどどうも進展している感じがしないという時は、ランプで灯し続け、周りをぼんやり確認しているだけでどこに向かっていくのかが明確になっていないのかもしれません。
充分ランプで周囲を確認したのだからそんな時は懐中電灯で遠くを照らしてみてはいかがですか?
どちらが良いとか悪いとかではありません。
それぞれには得意な分野があり、その両方を上手につかいわけられると周りの状況を自分自身が確認できるようになり、より安心して、着実な一歩を踏み出すことができます。
何か問題にあたったとき、不安になった時、自分は懐中電灯を使っているのかランプを使っているのか、チョット考えてみてください。
そして使っていなかった方を今度は意識して使ってみることで見えてくることは何でしょうか。
そうすることで見えてくるものもありますよ。
それではまた
森部高史