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自分の目指す専門はなんだろう?
毎日のように至るところでセミナーやワークショップが行われていて、「専門」としている方々はたくさん勉強をしています。
本当に学ぶ教材には事欠かない時代ですから、何を学ぶのか、なぜ学ぶのかをはっきりさせていないことには次から次に追われるように勉強することになると気持ちも焦るし、実際に身になっていないというようなことも起こりうる。
時にはじっくりゆっくり向き合って考える時間も必要になります。
とはいえ、実際魅力的にうつる講座がたくさんあるから困ってしまいますよね。
資格制度も本当にここ数年でたくさんできています。それを全部おっかけていたら時間もお金も足りなくなってしまうのでちょっと考えてみる習慣を作っておくことも大切かな、と思います。
一つの考えるきっかけになるかな、とおもうことは「数年後も自分はその知識や技術をきちんと活かして使っているか」意識しているかどうかは大切なことだと思っています。
自分はどこを目指すのか
時に、とっても勉強をしているけれど、それを活かしきれていない人をみることがあります。
それは根本的なそこにたどり着くまでの理解が足りない時もあるし、出し方を知らないということもあります。
本人もそれを自覚しているから、もっと頑張らないと、となって苦しそう。
でも本当に「頑張る」ことがそれを活かしていくための最善の方法なのでしょうか。
内容をきちんと理解しきれていないから相手にわかるように提示できない、ということもあると思います。
もうひとつ自分の中である程度ははっきりさせておいた方がよいことは「自分はどこを目指すのか」かな、と。
本当にトップに立たなければならないのか?
海外生活を経験したことがある人は、あまりこれに囚われていないかな、と思うのですが、「やるからにはピラミッドのトップに立たなければいけない!」というような風潮を感じることがあります。
自覚はしていないけれど、いつの間にかそう思い込まされている、という人は結構多いのではないでしょうか。
もちろん、それはとても素晴らしいことだし、今の自分よりも少し上のステップに届こうとしていくことで自分自身も大きくなっていけるものだと思います。
でもね、頂点を目指して突っ走っている人ってぶっ飛んでいるんです!
そもそも、本人たちは頂点を目指して突っ走っているっていうことを自覚していなかったりしています。
ナチュラルボーン頂点目指しスト(ベストジーニスト的な)
これにペースを乱されると色々としんどいです。
自分は「なんでこんなにもできないんだ、、、」「あの人はやっぱりすごい、、、」と思わされてしまうから。
繰り返しますが、ナチュラルボーン頂点目指しストの人たちはそんな風に思わせているとすら思っていないことが大半です。
「あの」人達が目指しているところ
さらに言うと、「頂点」すら目指してないんですよね。表現としてわかりやすいかなと思ったから使っただけで。
強いて言うなら「あっちの方向」を目指してます。
で、いろいろな分野の方々が「なんかあっちの方向に共通することあるんじゃない?」という感じで動いている。
で、なんだかよくわからないけど、その人たちは共通認識がある。
「あー、やっぱりあっちの方だよね」と。
え、、っと、、どこですか、、、?みたいな 笑
最先端のことを必ずしも「理解」する必要はない
科学技術や情報通信の発達で、家にいながら世界中の最先端の情報が気軽に手に入る時代になりました。
どの分野においても、それを「専門」としているのであればその業界や近い業界のトレンドを知っておくことはとても大切なことだとは思います。
でもそれを必ずしも理解しようとしなくてもいいと僕は思っています。
そういう流れがあるんだね、という認識さえしていれば。
最先端のものには、そこにたどり着くまでの過程があります。
その根本的な基礎 地になっているものがあれば、最先端のものにたどり着いた変遷もわかるし、なぜそれが価値のあることなのか、ということがより深いレベルでわかるようになる。
時には大きなパラダイムシフト(価値観の転換)になるかもしれません。
それもこれも、今まで積み上げられてきた土台となっているものがあるからですよね。
だから迷った時とか、どうしよう、、、というときは最前線のものはおわずにものすごく基本的なものに立ち戻ることをお勧めします。
「もう知っているよ」は「わかっていなかったかも」と思いながら見返してみると入ってくる情報って大きく変わりますよ。
自分の役割を考えてみる
自分の周りには、前述のナチュラルボーン頂点目指しスト(3回目!)がたくさんいます。
とてもパワフルだし、邁進する力をお持ちだなぁ、って思います。ほんとすごい!
では自分がそうなるか、と考えるとずっと昔から自分はそういう所は目指していないし、そういう場所にいないなぁ、と思っている所があります。
僕はそういう人たちの通訳者のようになれればいいかな、と。
あの人たちは、こういう景色を見ているみたいだよ、って。
そのためにはこういう考えや道筋を大切にしてきたみたいですね、と。
そんな風に思って活動してきているように思います。
(それができているのかは自分では判断できませんが)
そのためにも自分もきっちりと学びながら実践して、自分の頭で考えて悩んで、何よりもそのプロセスを楽しんでいく気持ちを忘れずに毎日を過ごしていきたいな、と思っています。
足し算も、引き算もせずに、あなたが思う自分の「役割」ってなんですか?
それではまた
森部高史