教える、ということにしっかりと向き合っている人からだけ自分は学びたい

こんにちは、森部高史(べぇさん)です。

出来る、ということと教えられるということはまったく違う

150キロのベンチプレスができるからそれを教えられる訳ではなく。
100メートルを10秒で走れるからそれを教えられる訳ではなく。
身体が柔らかくポーズが取れるからそれを教えられる訳ではなく。
踊れるからそれを教えられる訳ではなく。
その言葉がしゃべれるからそれを教えられる訳ではありません。

真剣に向き合う人から学ぶ大切さ

大阪でボディートークの上級セミナーを3日間受講して昨晩東京に戻ってきました。今回もとっても楽しく、深く、人間って面白いということを教わりました。

講師のDr.Laura Stuve(ローラ博士)は、分子生物学の博士。とても細かい科学的な分野で研究をおこない、研究室の指揮を長年とってきたというバックグラウンドをお持ちの方。

今回のセミナーに先立ち、先週は「マイクロバイオーム(腸内フローラ)とボディートーク」について近年なぜこれおほどまでに免疫疾患が急増しているのか、などについて上級ボディートークインストラクターでもあるローラ先生が、分子生物学的知見を含めてお話をされていました。

 

今回のセミナーの内容としては概念的なものも多かったけれど、その中にも彼女の科学者的気質が存分に活かされ、その人が「知っている」ことを深めていく作業をどれだけ人の知らないところでしているか、により教える内容に「深み」が出るか、ということを再確認させてくれました。

それはやはり、「これは良いものだ」と思う心と「これを伝えたい」という使命感、そして「きちんと伝えていく」という責任感なのだと思います。

その人はあなたが学ぶに値する人ですか?

僕もこれまでの人生で、本当に色々なものを学んできました。日本では大学に進学し、言語学の分野を中心に勉強してきました。アメリカではアスレティックトレーニングを学ぶために別分野で大学院に。

ATCとなり全米各地で仕事をしている間は各種セミナーに積極的に参加し、結果ロルフィングの学校にも通いましたし、ソースポイントも学びました。現在もそれらは引き続き学びながら、ボディートーク関連の勉強もしています。

 

僕が幸運だったと思うのは、そこで教えている先生方が上記の情熱・使命感・責任感を持っている方々だった、ということ。

30代に入ってからの学びは自分が「選んで」その人から学びにいっていましたが、20代の頃は「誰から」の部分をそれほど真剣に考えていないところもあったので、これは本当に幸運でした。

専門的知識はもちろんのこと、それを自分自身の中で消化し、誰かに伝えることに使命感と責任感を持ち、生徒たちとしっかりと向き合う方々から学んできからこそ「教える」ということを軽んじている人を見ると心中穏やかではありません。

「あなたは本当に『教え』られるの?」

 

教えるってそんなに甘いものではない。でも最近は気軽に「教えます」「教えています」という人が非常に多くなってきているように思います。

「何を学ぶか」は大事。「誰から学ぶか」はもっと大事

最終的に「学ぶ」ということに関して言えば、その人の人間性は大きく関わってくると思います。

 

それは何も優しいとかという単純な話ではなく、「人としての深み」になってくるのかな、と。

 

何がその深みを与えてくれるかというと、その先生の人生経験であるとかにはなると思います。いかに向き合ってきたか、という。しかしながら、そもそもの「専門性の高さ」と「知識の深さ」がなければ到底そこには到達できないわけです。

今の僕には「英語を教えるよ」と気軽にはいえない

身体を扱う仕事(AT・ロルフィング)をする前は、僕は教員をやっていました。担当科目は英語です。大学は英語教育が盛んな、上智大学でその中でも特に英語をコミュニケーションツールとして使い学びを深めていくことに特化している外国語学部英語学科に進学をしました。

 

その中で第二言語習得といって、母国語以外の言語を習得することについて学んでいました。言語学の分野です。その後教員になり、中学・高校で教鞭をとりました。

その後教員を退職し、アメリカの大学院にすすみアスレティックトレーニングを学び、全米各地の大学で働き、ロルフィングも学びトータルで8年ほどアメリカに住んでいました。

 

だから英語は話せますし、日本在住の日本人の中では上位数パーセントにはいるのではないかと思います。でも「教えますよ」とは大手を振っていえない、言えるわけがない。

 

それが自分の専門ではもはやなくなっているし、そこにかけられる時間が限られているから。

このブログを読んでくださっている方々は、日本語を母国語としている方がほとんどだと思いますが、「日本語教えられますよ」って言わないですよね?

それを専門的に学び、実践してきた人でなければ。

 

教えられるのか、教えられないのか、といわれたら教えられるしそれなりの成果はあげられると思います。しかも相当楽しく。

自分の世界を広げてくれた言語ではありますから、身体を扱う人たちに特化したものを何か作りたいという気持ちはどこかにあります。ただそれにはもう少し時間が必要ですし、近々やるとしてもひっそり、こっそり1対1で向き合う形になるでしょう。

 

ただ、そのためには「目的が何なのか」、そしてその目的に対して自分自身が準備をする必要がありますし、同時に受ける人にもある意味「覚悟」を持って臨んでもらう必要が出てきます。お互いの時間、労力、そしてお金を使うわけだから。

 

英語を主に出しましたが、現在おこなっているロルフィングの形をかえて、Stratcural Integration (S.I)を教えています、なんて口が裂けてもいえません。そんな簡単なものではないですから。

(ロルフィングを学ぶには正規の学校・プログラムに通わなければなりません。詳細は日本ロルフィング協会HPへ。その他S.Iに関しては各関連機関を参照してください)

カジュアルに学んだっていいじゃない

何も全部が全部肩肘はって学ばなければいけないわけではありません。気軽に、楽しく学ぶことで門戸を開き、そこをきっかけに広がっていくということもあるとおもいます。

 

でも、それは教える側にそういうスタンスがしっかりとある場合、です。大抵の場合は専門性もあまり高くなく、スタンスも曖昧なまま行っているから最後に路頭に迷うのはいつも生徒側です。

学ぶことは楽しい。楽しく学ぶことももちろんできます。

学ぶということはとても楽しいものです。自分の世界が広がっていくから。ただし、広げて行く前には自分の足元がしっかりと安定しているかを知っておく必要があると思います。

 

その足場を安定させる作業が「何を学ぶか」の次のステップである「誰から学ぶか」です。

今は簡単にアピールができる時代です。耳当たりのよい言葉を並べることもできます。だから受ける側も賢くなり、選別する力が必要になってきます。見る人が見たら「え、、、そこに行っちゃうの?、、、」ということはどの分野においてもたくさんあります。

 

貴重な時間とお金、そして労力を費やすわけですから目的は何なのか、それはこの人から学ぶに値するのか、を時間をかけて考えてみてください。自分一人では決断できず、迷うようなことがあるのであれば、その人につながる共通の知人・友人から少なくとも3人から話をきいてみてください。

 

もし、その3人すら見つけられないのであれば何かが足りません。それは自分自身の情熱かもしれないし、その人である必要性かもしれません。そういった自分自身と向き合う時間が結果的に、自分が本来いたかった居場所に連れて行ってくれるのだと思います。

まとめ

学びは与えられるものではなく、自分から得るもの。僕はこれからも「選んで」楽しく学び続けるよ!

からだはこころのいれものだから
べぇ

 

それではまた

森部高史


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森部高史
自分軸ライフクリエーター。株式会社Pono Life代表取締役。Kukua Body主宰。アメリカ在住時でATCとしてトップレベルアスリートのケアにあたる。数少ないロルフィング®の資格を持ち、クライアントの身体と心のバランスを整え人生に寄り添い、「先生」と呼ばれる治療家やセラピストを指導する立場にもある。その人柄と結果を導くセッションと講座には全国から参加する人が後を絶たない。

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森部高史

自分軸ライフクリエーター。株式会社Pono Life代表取締役。Kukua Body主宰。アメリカ在住時でATCとしてトップレベルアスリートのケアにあたる。数少ないロルフィング®の資格を持ち、クライアントの身体と心のバランスを整え人生に寄り添い、「先生」と呼ばれる治療家やセラピストを指導する立場にもある。その人柄と結果を導くセッションと講座には全国から参加する人が後を絶たない。