稼げない専門家は上手なアマチュアである

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森部高史

自分軸ライフクリエーター。株式会社Pono Life代表取締役。Kukua Body主宰。アメリカ在住時でATCとしてトップレベルアスリートのケアにあたる。数少ないロルフィング®の資格を持ち、クライアントの身体と心のバランスを整え人生に寄り添い、「先生」と呼ばれる治療家やセラピストを指導する立場にもある。その人柄と結果を導くセッションと講座には全国から参加する人が後を絶たない。

プロってなんだろう。専門家ってなんだろう、とはよく様々なところであがる問いかけです。

あなたにとっての「プロ」「専門家」とはなんですか?

腕や知識があることがプロの条件ではない

ツイッターを眺めていたらこのツイートが目に入ってきました。

 

プロとは、お金を生み出せること

いかがでしょうか?

このバーバラ・アスカさんは作家、編集者、プロデューサーとして活動をされているそうですが、これってトレーナー、インストラクター、セラピスト業界においても同じことが言えると思いませんか?

この数年で、身体にまつわる仕事は10年前とは比べ物にならないくらい増えました。

パーソナルトレーナー、アスレティックトレーナー、ストレングス&コンディショニングコーチ、ヨガインストラクター、ピラティスインストラクター、ジャイロトニック、フェルデンクライスプラクティショナー、アレクサンダーテクニーク、そしてロルフィングなどのボディーワークなどなど。

こういった、職種が増えたことにより、フリーランスという名目で個人事業主として活動している人も大幅に増えました。

それってとても素晴らしいこと。

これだけ忙しい現代社会において、身体を壊している人、ひいては心のバランスを崩してしまっている人が多い。そういった状況のなか、現実を動かすときの乗り物としての身体に対してのアプローチができる手技手法がたくさんあることは、利用もしやすくなりますし、医療機関を含め、同業他種の方とも連携が取りやすく、そのクライアントに対してより良い選択肢を提示していけることになります。

ただ、先程のツイートにある「プロとは成果物をお金に変えられること」という文面を考えると、本当にプロとして活動できている人はどれくらいいるのでしょうか。

個人事業主は信用が低い理由

お金がすべての物差しではありません。だけど、社会的信用という点から考えると所得は一つの大きな物差しになっていますよね。

安定した所得が数年続いており、きちんと納税をしていなければ銀行からローンを組む事はできません。

「個人事業主は信用が低い」と言われます。

そこで言う信用は、あなたの人格ではなく、経済的側面での信用。

ようは「稼ぐ力」です。

お金を稼ぐ力が低いとみなされているから、お金を貸すことはできないし、賃貸契約も結ぶことが難しいのです。

お金は汚い?

日本にいるほとんどの人が、お金のことをきちんと学ぶ前に独立という道を選んでいます。

お金の教育を受けた、と胸を張って言える人は少ないです。独立してからもお金の勉強をしないままに進んでいる人がほとんどです。

特に身体に関わる業界ではお金の話をすると

  • 「お金を受け取るのには抵抗がある」
  • 「こういう仕事はお金じゃない」
  • 「お金は汚い」
  • 「安くみんなに受けてほしい」
  • 「高いと来てもらえない」
  • 「金に走りたくない」または「あいつは金に走った」

などという言葉がよく聞こえてきます。

どれもこれも言葉を変えれば「私はお金のことを何も勉強していないまま開業して、お金は汚いものだと思っているけれど私の生活のためには必要だから、もらってます」と言っているのと同じこと。

そちらの方が不健全です。

稼ぐって何?

対価をいただくのは私腹を肥やすためではない

お金に対してきちんと向き合い、考えることができていれば、プロとして活動している以上、「対価を得る」「お金を稼ぐ」ということは当たり前のことだからです。

より良い生活をするために稼ぐということがモチベーションになっても良いと思います。それだけの努力をしてきたのだから。ただし、本当の意味での「お金を稼ぐ」という意味は私腹を肥やし続ける、と言う意味ではありません。

次の機会、または次のお客様がいらしてくださった時により良いものを提供できるようにするための準備金なのです。より知識や技術を深めるためにそのお金を使うこともあるでしょう。お客様がより快適に過ごせるように何かを購入するために使うこともあるでしょう。自分自身がリラックスし、リフレッシュすることでより良い物を提供できるようにする、と言う名目で使われることもあるでしょう。

そういったこと全てにおいて、お金は必要なのです。

稼ぐことから逃げていたら本当の価値は伝えられない

お金について学ぶ機会

僕は、この身体や心に携わる仕事をしている人が稼げないということはおかしいと思っています。これだけ必要とされているものですし、そのニーズは更にこれから広がっていくものだから。

ただ、それは黙っていて勝手に必要とされるものになるわけではありません。然るべきアプローチを取り続けた人が必要とされるのです。

だからお金について学ぶ機会をなるべく提供したいと思い、Kukuna Bodyでは各界の専門家をお招きして、お金やライフプラン、そして仕事についてのセミナーを行っています。

先日4月8日(日)にも、保険のプロと不動産のプロをお招きして、【個人事業主が知っておくべきお金の話:源泉徴収票から考える将来設計】というセミナーを行っていただきました。(詳細はこのページ下部に)

そこで、様々な業種を相手にされているお二人から聞かされたことは衝撃でした。

所得が400万に届かない個人事業主がほとんど、という現実

多くの個人事業主の方も顧客に持つお二人。

不動産にしろ、保険にしろ、お金についてのことはほぼ全てオープンにして話をします。

その中で、所得(売上から経費を引いたもの)が400万円を超えている人、そしてそれを数年続けてキープできている人は殆どいない、というコメント。

これは、個人事業主の悪しき習慣で「なんでもかんでも経費計上している」ために超えていない人もいるでしょう。

そのあたりのことについては株式会社ライフタイム・アスリート代表の安藤さんがこちらに詳しく書かれています。

株式会社ライフタイム・アスリートです。 新年度になったので、『今年度はどんなことをしよう?』と新しいことを考えている人も少なくないのでしょうか? そ...

 

不動産、保険のプロのお二人は様々な業種の方を相手にされていますが、少なくともこういった高額な部類に入る商品に興味をもちコンタクトをとるということは、それでもそれなりの売上をあげているはず。

にもかかわらず、現実としては所得が400万円に届いていない人が多いというお話。

これは、多くのトレーナーやセラピストの方々から経営状況の相談などを受けている状況から考えると、この業界は、その他の個人事業を行っている方たちよりも低いということが考えられます。

しかし、個人で事業を行っていて、所得が400万円に届かないというのが当たり前の業界は、それではどんなに自分たちが良いものを提供しているといっても、数字が証明してしまっているのです。

「社会が必要としている形で供給できていない」ということを。

この現実は、しっかりと受け止めなければ業界の発展はありません。

人任せにしないこと

業界の発展は誰かが引っ張ってくれるものではなく、個々人がしっかりと「売る」「稼ぐ」能力を高めていけば必然的にあがっていきます。

売上というのは社会からの拍手の数、つまり応援してもらっている数なのです。

 

逆の立場で考えたらわかると思います。必要のないものにはお金を払わない。自分が必要なものに対してお財布を開く、そうではないですか?

つまり、必要とされているものは「売上を立てる」ことができるのです。

仕事ってね

色々な働き方があって良い

誤解しないでいただきたいのは「稼いでいる方が偉い」とか「稼げないやつはだめだ」とか「稼ぐために働くべきだ」と言っているわけではありません。

色々な働き方があって良いと思います。週末起業であったり、自分の空いている時間だけを使って、とか生計はパートナーにお願いをして、自分のQOLをあげるために社会との接点を持つという意味で仕事をする、ということも大いに意義があります。

ここで言っているのは、身を立たせるための手段として、その仕事を選んでいるのであればということです。

その分野で専門家として身を立てていく、自分が生活をしていくという気持ちでやっているのであれば、きちんと「稼ぐ」と言う姿勢を持つことが大切であり、あなた個人がしっかりと稼げるようになりその輪が広がっていけば、社会には必要とされるようになっていきます。

何もはじめから大きなことをやらなくていい。しっかりと「お金」にむきあい、自分の売上を今よりも増やしていく。それはすなわち、それだけ声が届いていっている、ということになります。

稼げない専門家が集っていても、それは内輪で盛り上がったり、傷をなめ合ったりしているだけです。

そしてその状態では本当の意味でのプロは育っていきませんし、その業界も廃れていきます。

どの未来を選ぶのかは、あなた次第

これから先、必要とされる人とそうでない人はより一層二極化されていきます。

その時までに、自分の意志で歩みをつづけていくのか、それとも流れに飲まれていってしまうのか。

何事もおそすぎるということはありません。

これから先、身体や心に携わる職業についている人たちはより一層必要とされていきます。

その時のために、今、何をしますか?

 

専門的技術や知識が足りないから、売れていない訳ではありません。

もちろん専門的技術や知識はこれからもアップデートしていかなければいけません。しかしそれはプロであるのなら呼吸をするように当たり前に行い続けるもの。終わりはありません。

そう、終わりはないのです。

だからこそ、大切なことは「今、すでにあるものきちんと届ける」こと。

 

世の中が必要としているものに対して、自分が持っているものをどう適応させ、伝え、届けていくのか。

そちらのほうが、よほど大切なことなのです。

 

どんなに最先端の技術や知識を学んで習得していたとしても、それを提供する相手がいなければ、その技術も知識も活かせません。そうなってしまっては、その技術知識を学ぶために費やしたお金も時間も投資ではなく、浪費、つまり無駄になってしまいます。

まずは、今あるものをきちんと届けきること。

 

僕たちトレーナー、セラピスト、インストラクターはもっとやれます。

やれるんです。

やれるんですよ。

 

自分でその可能性を閉じないでください。

 

森部高史


先日行われた「お金のセミナーシリーズ」についてはこちら

これは今後も行っていきます。開催情報が欲しい方は、こちらからご登録いただければ、ご案内を差し上げます。

登録ページは以下から

「個人事業主が知っておきたい「お金のセミナー」シリーズご案内登録ページ」


【個人事業主が知っておくべきお金の話:源泉徴収票から考える将来設計】

過去に何度かKukunaで行っている「お金のセミナー」。今回も保険のスペシャリストと不動産のスペシャリストの方から、今までと少し違う角度からお金の話をしていただいています。めちゃめちゃ面白くて勉強になる!

自分もそうでしたが、個人事業主って「事業主」なのに事業を育てるためのお金のことを考える事がない人がほとんど。

それはお金の教育を受けてきたことがないということが大きいです。いまだに「お金を稼ぐことは悪い事」とか、「お金を受け取れない」、「金に走った」とかというひとが多い業界、それがこのトレーナーやセラピスト業界。

また特に「専門知識を磨いていればどうにかなる」と思わされている事が大きな問題だと思っています。(専門知識・技術は磨いていくことはプロなので当然のことですが)

個人事業主の方で、源泉徴収票をじっくりと見るという方はあまりいないかと思います。そもそも源泉徴収票を貰う形で仕事をしていない方も多いので、そこの数字が何を意味しているのかわからない。

でもね、考えてみてほしいのです。会社に勤めていれば当たり前に受け取るこの源泉徴収票。ということは社会の共通認識という基軸の1つとして、そこにはたくさんの知っておくべき情報(保険料、税金など)が盛り込まれているわけですよね。

どんなに頑張って働いて収入を得ても、税金がどれくらい取られているのか、どういった構造になっているのかわからないと、どうしたって目の前の「売上」や「集客」ばかりに意識がいってしまう。

でもそれでは、いつまでたっても個人事業主の生活は楽にならないし、専門家が日々の生活に追われるようであればその専門性が「社会に広がる」「存在を広げる」ということは難しい。

今稼いでいるとか、稼いでいないとかは関係なく、自分の仕事が大好きで、多くの人に役立てると信じている仕事をしている個人事業主の方々はこれからの社会でとても必要とされていく存在になります。それは間違いない。

ただ、専門脳だけを磨いていても、それでは必要とされない時代です。(ちょっと前まではそれでもよかったんですけどね、情報が届かない時代だったから)

Kukuna Body、そして株)Pono Lifeは「より良い人生」をサポートするために、専門家としての専門脳を磨いていくための講座や機会もたくさん作っていきます。

同時に、専門家としての領域を少し広げた、本当に知っておいてほしいことに対する機会もつくってきています。今後もその部分は多くの専門家の方の力をお借りしながら更にお届けしていきます。

良くセミナーなどでもお伝えするのですが、せっかく頑張っているのなら、間違った努力をするのではなく、正しい努力をしていくことが大切です。

僕は、個人事業主として働いているときからやっている、トレーナーやセラピストとしての仕事が大好きです。

そして、この業界にいる人達頑張っている姿が大好きです。

だから、この業界ではあまり触れることのできない「お金」にまつわるお話を専門家から聞ける機会をつくっていきます。

「機会がない」とよく言われますが、機会はつくっています。

予定が入っていないのに「もう少し待って予定が入っていなかったら行こう」という気持ちではいつまでたっても行動につながりません。

専門家をお呼びしてお話をして頂くので、こういった機会を活用したい、と積極的に関わってくれる方と前向きに、楽しく学べる場所を提供していきたいと思っているので、今後こういったお話を専門家から聞きたいという方は下記、ページからメルマガにご登録ください。

次回以降、こういったセミナーを行う際に、ご案内をさしあげます。

そして、ご登録くださった方はぜひ、シェアなどして周りの方にもお知らせください。自分だけでなく、周りの人に届けてこその場の価値になるのでご協力おねがいします。

登録ページは以下から

「個人事業主が知っておきたい「お金のセミナー」シリーズご案内登録ページ」

「個人事業主の自分軸の人生と仕事の作り方を伝える「ぽのビジ」、来週から東京で次の期がはじまります。近日中にその次の期についてのお知らせ、及びプレセミナーに関してはお伝えしますが、気になる方はこちらのメルマガにご登録頂いておくと確実です。(上記の「お金のセミナー」のものとは別です。)【メルマガ登録】はこちら。【ぽのビジ】についてはこちら

それではまた

森部高史


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