強みを活かすことは短所から目を背けることではない

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森部高史

自分軸ライフクリエーター。株式会社Pono Life代表取締役。Kukua Body主宰。アメリカ在住時でATCとしてトップレベルアスリートのケアにあたる。数少ないロルフィング®の資格を持ち、クライアントの身体と心のバランスを整え人生に寄り添い、「先生」と呼ばれる治療家やセラピストを指導する立場にもある。その人柄と結果を導くセッションと講座には全国から参加する人が後を絶たない。

ビジネスにおいても、教育現場においても「強みを活かす」ということが大切にされ始めています。

個人的にはその考え方は大賛成です。

同時に、ちょっと気をつけておきたいこと。

それは、強みを活かすということを短所から目を背けても良い、と思っている風潮があること。

そうではありません、強みを活かすことというのは短所を誰よりもよく認識することでもあります。

強みを活かすということはどういうことなのでしょうか。

強みや長所を活かす、ということ。

そう聞くと、誰もがあっと驚くような能力、のことを指すと思われるかもしれませんがそうではありません。

強みをや長所というのは

自分は自然に当たり前のようにおこなっているけれど、他の人からみたら「よく出来るね」と思われるようなこと

言い方をかえると、他の人には難しそうに感じるけれど、自分には呼吸をするように普通におこなっていること。

ここでのポイントは「自然におこなえていること」。

例えばどのようなことがあげられるか。

笑顔が良い
声のトーンが落ち着く
約束を守る
メールに返信をする
前向きな言葉がけをしてくれる
部屋の整理整頓ができる
そんなレベルのことです。

自分ではきづけない「強み」

これらのことって、出来ない人にはとても難しいものです。

でも自分では気づけない。

なぜか

それは「自分には当たり前すぎるから」

英語を喋れる人に「英語が喋れてすごいですね!」と言ってもピンとこないのです。当たり前だから。

みなさんも、お箸を使えるからと言ってすごいとは思っていないですよね?

でも外国の人からみたら、あんなものを使っても豆をつかむなんて!という話なのです。

自分では当たり前だから、なかなか強みというのはわからない。

ではそれを認識するにはどうしたらよいか。

そう、周りの人に聞けばよいのです。

青い鳥症候群に気をつけて

先日、こちらのエントリーで幸せについて書きそこでも触れましたが青い鳥症候群には気をつけましょう。

幸せになる、のではなく幸せの感じ方を自分で決める

2017.05.21

強みを、と聞いているのに、出てくるものがあまりに当たり前のことすぎて、肩透かしを食らってしまうようなことがあります。

強みは一人に何個も何十個もあります。

あるのですが、「他には?」「他には?」とあたかも聞き続けていれば必殺技が生まれるかのように求めてしまうのは、既に強みを活かす方向からはずれてしまっていますので、気をつける必要があります。

そもそもなぜ強みを活用することが大切なのか

強みを認識し、活用することがなぜ大切なのかというと、それはわかりやすい武器になるからです。

他の人にはなかなか難しいことを自分はあっさり行える。

それだけでひとつ、抜きん出ているということ。

自分にとって得意なことを使い、それを磨いていくことは楽しいです。
そもそも得意なことをしているわけですから。

だからより抜きん出ていくことができるのです。

記憶に残る幕内弁当はない

誰の言葉だったかは失念してしまったのですが、なんでも入っている幕内弁当は記憶に残らないのです。

なぜなら無難だから。

日本ではとにかく、どんなことでも出来るオールラウンダーが求められる傾向があります。

 

しかしながら世の中で活躍している人というのは、非常に全体のバランスが悪く一箇所が突出しています。

これは周りからみていても「この人はこれで世の中に価値を提供している」ということが非常にわかりやすい。

逆に、全体的に点数を取れる人は、使い勝手は良いので良いように使われてしまっていることが多いです。

その理由の一つは、何が自分の武器かわかっていないから。相当高いレベルで完成されていればそれが武器となりますが、多くの場合は平均点よりちょっと上というくらいでバランスが良い人がほとんどです。

これでは何が武器かはわかりません。周りにも自分にも。

一番美味しかった幕内弁当は?と言われても答えられないですよね。

しかし、一番かどうかはわからないとしても、タコの器にはいったタコ弁当は記憶に残ります。

わかりやすくいえば、いかに人の記憶に残ることができるか、仕事や人生というのは切り開いていかれます。

強みを活かすことに対する誤解

ここまで書いて来たように、全面的に強みを認識し、活用していくことには大賛成です。

「とにかく好きなことを、やりつくしなさい」

と若い子たちにいうのも、好きなことはすでに自分の強みがそこに隠されているから。

子供たちに対してはそれで十分です。純粋に自分の好きなこと、得意なことに対して打ち込んでいくなかで、自然と気づいていってくれるから。

しかし、知恵がついて来てしまった大人たちにはちょっとした注意が必要です。

なぜなら、強みを活かすということを短所から目を背けて良いという都合の良い言い訳に使い始めてしまうから。

強みを本当の意味で活かし始めるということは、誰よりも自分の短所を認識するということでもあります。

強みをより活かすために短所を認識する

強みを活かすといっても、短所が足を引っ張っていては強みを活かしきれません。

では、やはり短所は埋めないといけないのではないか、という声が聞こえてきますが

平均点を出すために、短所を補うのではなく

長所をより有効に使うために、短所を認識しておく、ということが大切なのです。

自分の強みや長所を活かし始めると物事に取り組むのが非常に楽しくなります。

それはそうですよね、基本的には自分の得意分野で常に勝負をしていくわけですから。

そうすると、あからさまに大きなマイナスポイントとなっている短所があると、自分の長所が活かしきれなくなってくる。

それに対して、どのようにして自分の強みをより活かすために短所を補うかというとそれには色々な方法があります。

強みを活かしている人が必ずおこなっていること

強みを活かしている人は、自分の不得意な分野にもっていかれないように、いかに強みが活かされる舞台で勝負できるような流れをつくる

また、他の人の力を借りてその短所を補う。

やり方は色々ありますが、この二点を必ずおこなっています。

それも、自分の強みを知り、自分の弱みも知っているからできることです。

だから弱みの部分で勝負をせずに、強みである自分の土俵で勝負するために、きちんと短所にも目を向けています。

だから、短所から目を背けて、都合の良いようなことを行なっているのではないですよ、ということ。

敵を知るよりもまず己を知れ、と言われているのはそういうことなのではないでしょうか。

強みが認識できると、本当に様々なことに対して創造的に関わることができます。

ぜひ、周りの方に自分の強みは何か、聞いて見てくださいね。

もっと自分の仕事に活かせるように詳しく知りたい、という方は個人コンサルでお待ちしています。

それではまた

森部高史


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