身体に関する環境の変化
日本に帰ってきてもう少しで4年が経過します。この4年の間で自分が行っているような仕事に関わる環境はガラッと変わったように思います。
学ぶ材料は山ほど増え、日本国内はもとより海外からの講師陣も呼ばれる機会も増え、数年前とは比べ物にならないくらい気軽に「最先端」のものを学べるようになりました。
同時に、どこもかしこもセミナーだらけ、ということで飽和状態だ!なんていう声も聞かれます。
Kukunaを訪れてくださるクライアントのみなさんも、そしてARLをはじめセミナーを受講してくださる皆さんの層もこの数年で変わってきました。
Kukuna Bodyにいらっしゃる方々の層の変化
帰国当初は、「ロルフィング®?なにそれ!聞いたことないから試してみたい!」という方をはじめ
「ロルフィング®?そんなもんがなんぼのもんじゃい!」とちょっと偵察ぎみに(時に喧嘩腰に、しかも身分を隠して)臨んでくるような同業者の方もいらっしゃいました。
この1−2年は、ロルフィングという言葉を知らなくても「自分が抱えている問題や不安はKukunaに行けば解決してもらえる、そのきっかけをもらえるかもしれない」と思っていただけているようで、ご紹介であったり、ご自身でKukunaを見つけてきてくださったりという流れになっています。
それは僕自身が届けようとしているものが変化してきたからということもあると思います。
信じているロルフィングの力
僕はロルフィングは本当に素晴らしいものだと思っています。それによって自分自身の身体が楽になり、気持ちの面で楽になることも多く、結果的に対人関係や自分自身が心地よいと感じられる環境を自然と求めるようになっていったから。
体の不調というものは体だけの問題ではない、ということを身を持って体験してきました。
しかしながら、ロルフィングが全てか、というとそういうわけでもないです。僕は素晴らしいものだと信じていますし、みんな受けたらいいのに、とも思います。Kukunaにお越しいただくクライアントのみなさまも口々にそうおっしゃってくださいます。
でもそれが全てでないですし、「イタリアンレストラン」と言ってその全てが同じではないのと同じように、ロルフィングと一言にいっても同じものではなく、そのアプローチの仕方は様々です。セラピストとの相性というものもそこには存在しています。
届けるための努力
だからこそ、そのツールを使っている自分がそれを使いながらなにを届けたいのかを伝え続けていくということが大切なのだと。そのツール(ロルフィング・ボディートーク)を扱っている自分(モリベタカシ・べぇ)という人間はどういう考えをもっているのかを伝えていくことが大切なのだと僕は考えています。
だから僕は人に会いにいくし、ブログも書くし、セミナーもします、時にメルマガも発行します。
その先にある必要としている人に届けるために。
それでもまだまだ十分じゃない。まだまだ届いていない。
決してスマートなやり方ではないかもしれない。
専門としている人から見たら稚拙なやり方で無駄が多いのかもしれない。
それでも構わない。
大切なことはその先にいる人にきちんと届けることだから。
そんな想いを持ってこの仕事にむきあっているし、その想いに共感してKukuna Bodyという存在を、ぼくという人間を多くの人に伝えてくれる仲間やクライアントの皆様には本当に感謝しています。
これからもより一層の精進をしていきますので、どうぞ宜しくお願いします!
それではまた
森部高史