プライベートでもビジネスの場面においてでも、自分には気付かなかったことに気づいてスマートに状況に対応したり、時に大胆に誰もが驚くような形で結果を出すような人っていますよね。
そんな人達はどこか魅力的に写ったり、「あんな風になりたい!」と思わせてくれるものです。
でも一体その人達はどうして、自分にはきづけなかったことに気づけるようになっていったのでしょうか。
学ぶは真似ぶ
こんな言葉もあるように、真似をしていくことで見えてくるものがあります。
ただ、真似をするときにもたった一つだけポイントがあります。それは見た目だけを真似しないということ。見た目だけを真似しているとその本質的なところが見えていない所がでてきます。
その人になりきることです。その人だったらどのようにして物事を考えて行動しているのだろう、とその人の身体を借りてその人の視線でどう思っているのだろうか、を考えながら行動を真似してみること。
その観点からどんどん参考にして、実行していきましょう。
すると不思議なことに、意思疎通がとてもスムーズに伝わる瞬間がやってきます。
伝えることが伝わる関係性
一を聞いて十を知る、という言葉があります。教えられたことをすぐに理解して自分のものにすることが早いことをいいます。阿吽の呼吸と言ってもいいかもしれません。
取り組んでいる事柄に対して、どちらかの理解が乏しいとコミュニケーションを取ることが大変です。同じ日本語を喋っていてもポルトガル語とタイ語で話しているくらいに「言葉」は使っているけれど、共通言語として成り立っていない状態です。
伝えることが伝わる関係性が成立する相手というのは伝える側からすると非常に頼もしい存在になります。
相手の立場に立って物事を考えることにより、様々な気付きが生まれます。その気付きが共有されることで物事がスムーズに動き始め、自分の存在が認められるような成果が続々と起こり、毎日の生活やビジネスが楽しくなっていきます。
見えないものを大切にすると見えてくるもの
頑張っていることを認めてもらえないことほど悔しくて、悲しくて、時に虚しい物はないですよね。それだけ悲しい思いをするほど頑張っているのであればもう充分やっていると思います、見てくれている人も必ずいます。
だからこそ、もしそのような状況にたたされているのなら、その努力を最大限に生かしていくために、もう一度振り返ってみて欲しいと思います。
自分は相手の立場から物事をみていたかなと。少し気楽に、ちょっとしたゲーム感覚で相手になりきってみる。
もしかしたら目に見えるような努力の形(早く来る、遅くまで残る、雑務を率先してやる、綺麗な資料を作る、など)に集中しすぎていたのかもしれません。
もしかしたら必要なことは、相手の立場に立った視点で物事を考える、という目には見えないものを大切にしていくことかもしれません。
目に見えるものにこだわりすぎるのではなく、その先にあるもの。いま、どこに向かっていてそのために何がなされる必要があるのか、そんなことをとらえていく視野を持ってみてください。
きっとその時の表情はとても凛々しく、やる気に満ち溢れたものになっていると思います。
それではまた
森部高史