こんにちは、森部(@moribeimori)です。
ポジティブでいることに対する肯定感というのでしょうか、前を向いている、ということ。
このことについて大きく勘違いがなされているのではないかな、と感じる時があります。
何も前を向きたくない時は無理に前を向く必要はありません。
まずはそこの確認からしておきましょう。
そうしないと、本当の自分の心が反発してしまい、その被害を被るのは自分自身です。
忙しいは心を亡くす、と書くから、、、といってそれを使ってはいけないわけではないですから!
言霊、という言葉があります。
言葉には魂が宿る
その通りだと思います。
だからこそ、日々自分自身が使う言葉というものは大切にしたいもの。
言葉は習慣です。
また、日々の行動における習慣によって作り出されるところもあります。
その重要性がわかっているからこそ、漢字の組み合わせや成り立ちから「おっ!」と思う表現を耳にすることがあります。
「忙しい」という言葉は「心を亡くすと書く」というのもそうですね。
それはそれで良いのですが、これはだからと言って「忙しい」という言葉を使ってはいけないとか、忙しくしてはいけない、というわけではありません。
でも時に、「忙しい」は呪いの言葉であるかのように忌み嫌う人もいます。
忙しいものは忙しい、それの何がいけないの?
忙しいものは忙しいです。
でも、必ずしも忙しいからといって心を亡くしているわけではありません。
ここを勘違いしないことが大切だと思います。
僕の周りには、とても忙しい人たちがたくさんいます。でもみなさんとてもイキイキしています。
なぜなら、自分の好きなことをしているから。
使命感に燃えていることを行っているから。
だからもっともっと、関わっていたいと思って動き回る。
もっともっと、物事を動かしていきたいと思っているから、忙しくしている。
そういう人たちは肉体的な疲労はあるでしょうが、心を亡くすということはありません。
むしろ、心が充実しています。
では、人はいつ「心を亡くす」のか
問題になるのは、「自分がしたいことではないのに」物事や仕事に追われている、ということのほうです。
自分がしたいことをやっていたら、時間なんて足りなくて忙しいのは当たり前ですから。
そして、その問題の根源は、「これは自分がやりたいと思っていることではないのに」と思っていながらもその環境を変えようとしていない自分自身です。
「仕方なくやっている」と思うかもしれませんが、その場にとどまることを選択しているのは他でもない自分自身です。
すべての責任は自分自身にある、ということ。
言葉だけを聞くと厳しく聞こえるかもしれませんが、それが自分にとっては本当は一番優しい生き方を選択できるのだと思います。
まとめ
言葉遊びをしているだけでは、何も変わりません。その言葉や表現に魅かれた、ということは何かそこに自分の火種があったから。
疲れている時には疲れていることを認めてあげる。
忙しいと感じている時には忙しい、ということをしっかりと受け止めてあげる。
嫌だな、と思う時にはそう感じていることをきちんと認識してあげる。
「ネガティブ」と言われてしまいがちな状況ではありますが、それをネガティブだと思い込んでいるのは、他でもない自分自身です。
本来、それらの言葉はただ単に「状態」をあらわしているだけであって、良いも悪いもないのだから。
だから僕は、たくさん忙しくして、たくさん疲れて、たくさん嫌だなという思いもしていきたいと思っています。
それはそれだけ自分がやりたい方向に動いていることを教えてくれる「状態」だと思うから。
それではまた
森部高史