テンプレート、使っていますか?
世の中には様々な形のテンプレート(ひな形)があります。
文書作成、請求書、領収書、プレゼンテーション、こういったブログにもテンプレートというものは存在しています。
便利ですよね。
その流れにそって行えばある程度の質が担保され、さほど悩むことなく自分が伝えたいことややりたいことを形にすることができます。
でも、それを自分の仕事のやり方にも転用してしまっていないでしょうか?
目次
みんなと同じ仕事のしかたで苦しくなるのは当然の結果
仕事のやり方におけるテンプレートの転用というのは、マニュアルとはことなります。
ここでいうテンプレートの転用というのは、例えば治療院の場合
- 平日は月から金まで
- 営業時間は午前は9時から12時、午後は15時から20時
- 土曜日は午前9時から午後2時まで
- 治療のときには白衣を着る
- 予約「優先」で、基本的には誰でも歓迎
- ホームページ制作は「治療院」に「強い」ところに頼み
- チラシも同様
そういったもののこと。
治療院以外でも、ヨガやピラティスのインストラクターやトレーナーも同様です
- いつも笑顔で
- 元気よく
- お客様にはYesとこたえ
- 相手にしたくない人にも愛想笑い
- 疲れたなんて決して言えなし、言ってはならない
- クラスの充足率が全て
- わからない、なんて答えることは許されない
もちろんプロとして活動するに当たり、最低限必要なことというのはありますが、こういった「型」にはまる環境に長く身を置いていることで、肉体的にも精神的にも摩耗している個人事業主・フリーランスの体の専門家というのは非常に多く存在します。
これって、本当に「あなた」のやりたいことがその形でできているのならそれでいいと思います。
また、スタッフを複数名抱えて運営を行っているようなところであれば、それも良いと思います。
しかし、自分ひとりでやっている、個人の治療院やサロンでその型にはまったままになっているのは、少し考えもの。
なぜなら、その形を守ることでなにをやろうとしているのかが、明確ではないから。
・長い時間、営業時間をもっていたらお客さんが来てくれるのでしょうか?
・利益が最大化するのでしょうか?
・開けていなければならない理由は?
・相手にしたくないひとを相手にしなければならない理由は?
・それだけ摩耗していて本心からの笑顔で最大の成果をお客様にお約束できるだけの仕事ができますか?
こういったことに一瞬でも答えに詰まったひとり治療院・サロンの方は、その働き方があっていません。
少し厳しい言い方をすれば、「なんとなく周りに合わせた働き方」しかしていないとも言えます。
だから、売上が安定しなかったり、今は楽しいけれど将来が不安という現象がおこるのです。
人がつくった型から抜け出してはじめて自分のやりたいことを形にできる
繰り返しになりますが、複数のスタッフを抱えて運営しているのであれば、ある程度の仕事の枠組みというものは必要になります。
しかし、ひとり治療院、ひとりサロンの場合は事情も状況も違います。
テンプレートを知ることや、その型にのっとって動くことができることは大切ですが、いつかはその型から抜け出さなければいつまでたっても、あなたは金太郎飴のようなもの。
つまり、替えがきく存在になってしまう、ということ。
あなたが届けたいことはなんですか?
なぜその働き方でなければならないのですか?
なぜ、そこでなければならないのでしょうか?
知らず知らずにわたし達は人の価値観の中に縛り付けられています。
本当に好きなことを仕事にするために、個人事業主という形を選んでいるのに。
本当に大切なことを届けるために今の仕事を選んでいるはずなのに。
型や枠から出ることではじめて、自分だけの形というものが見えてきます。
でも自分だけではよくわからない、という方は以下の2つの機会でお待ちしています。
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それではまた
森部高史