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生きた筋膜の様子を見たことがありますか?この本ならそれが見られます
筋膜という言葉がある程度一般的に私達の業界で聞かれるようになりはじめたきっかけは間違いなく、トーマスマイヤース(以降トム)のアナトミートレイン。
ですが、その中でも見ることのできないものが「生きた筋膜の状態」。
「筋膜」という日本語訳から「膜」状のものを連想してしまいますが、実際身体の中にある生きた筋膜は「膜」ではありません。
だからこそ、トムも解剖コースの重要性を伝えています。実際に見て触れるのは大きな違いがあるから。
(ちなみにアメリカでのツアーですが、日本からも僕がアドバイザーの一人を勤めさせていただいているKinetikosさんが主催で行う大人気の解剖ツアーが毎年行われています。もちろんトムが講師のひとりです。
ではどのように見えるのか、それを記してくれているのがこちらの本です。
人の生きた筋膜の構造~内視鏡検査を通して示される細胞外マトリックスと細胞~
この本の英語版は以前に下のリンクでご紹介をしていました。
https://kukunabody.com/fascia-book-recommendation/
筋膜に興味があろうとなかろうと、身体に関わる人には必ず手に取ってもらいたい1冊です。
英語版が出た時に購入し、「こんなに素晴らしい映像が見られるなんて!」と感激し多くの人に、英語が読めなくても手元においておくべき、とお知らせしていました。
そして今回医道の日本社様が翻訳・出版をされ、それをご献本いただき、ついに日本語でもこの本が読んでいただける!と嬉しく思っています。
治療家やセラピスト、トレーナーという専門家として仕事をしていると、目の前の人間に対してできることは何かを最大限考え、行動につなげていきます。
しかし、一生懸命になるあまり、身体の見得ている部分にだけにこだわってしまったり、自分の知識や技術を押しつける形になってしまう専門家もいます。
でも、常に覚えておいてほしいのです。
私達が相手にしているのは、「生きている人間であり、生きている美しい組織なのだ」ということ。
英語版に比べて、手に取りやすいサイズになっており、フォントの大きさ、プリントの見やすさも見やすくなっています。
写真の美しさを充分に伝えるためだとおもいますが、より一層身体に対する敬意をあらわさずにはいられません。
身体に関わる仕事をしている人にはもちろん、自分の身体を大切にする人には一度目を通してもらいたいです。
もし「筋膜」という言葉を使って仕事をしている人がこの本を持っていないというのであれば、僕はその人からいかなるセッションやレッスンを受けることはすすめません。
それくらい、必ず手元においておくべき一冊です。
ご購入はこちらから
おすすめです。
ちょうど、トムのセミナーのアシスタントとしてお手伝いする直前に手元に届いたので、また思い新たにトムとの時間を過ごすことができました。
トムのセミナーに関して感じたことをまとめた投稿はこちらから
それではまた
森部高史