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セルフコントロール

相談する時のポイント3つ

From:三軒茶屋の上島珈琲から

悩みなんてなかったらいいのに、、、そんな風に思うことがありながらも、悩みは前に進もうとしているからこそ生まれてくるもの。

ただ、一人で抱えていると大変だから、誰かに話せるだけでも道がぱっと開いてくるということがあります。

しかしながら、相談したことでちょっとした迷いの原因が生まれることも。

 

複数の方から頂いた質問、そして50人個別相談でも複数の方から聞かれた質問です。

「相談すればするほど、答えが異なっていて迷ってしまいます。誰の意見を聞くべきなのでしょうか?」

 

相談する時には3つのポイントをご紹介します。

その1:聞く人数は絞る

相談する相手はせいぜい一人から二人、どんなに多くても三人です。いや、やっぱり二人までです。

三人に聞く時もありますが、それはかなりやることが明確になっていて、より精度高く行っていく時のヒヤリング程度の時。

原則的には、一人もしくは二人です。

 

なぜか。

 

もし三人以上に通常から聞き回っている場合は、自分の聞きたい答えを聞きに行っているだけということがあります。

そもそもが、「何かを変える」為の行動前提ではないということ。

 

「あなたはそのままでいいんだよ」

 

そう言ってもらいたいから、そう言ってくれる人を探している状態にはまっていることが高いです。

 

相談をするということは、どこかに迷いがあるから。

その迷いを払拭していくには、行動しかありません。その具体的行動を聞いているのですから、一人もしくは二人から聞けば十分なはずですよね。

 

それに、自分が「相談したい」と思っている人に聞いているわけですから、その人に言われたことを聞かない理由は何でしょう?

自分が選んで、意見を聞いた人がしめしてくれた具体的な行動はまずやりましょう。

 

それをやった上で、また次の課題や問題点が出てきたときには、またその人に相談すればよいのですから。

 

もし何も行動にうつしていないとしたら、相談される側からしたら

「じゃあ何で聞きに来たの?こっちもわざわざ時間をとったのに」

となって、あなたの信用残高は目減りしていきます。

その2:相談する相手はちゃんと選ぼう

言われたことを素直に行う、ということは大切なのですがその前の時点大切なことがあります。

それは「相談する相手は選ぶ」ということ。

 

人は自分が経験したことしかわかりません。
想像を膨らますことなどもできますが、基本的には思い込みの生き物です。

ですから自分が見聞したことをベースに物事を考え、自分の住む世界を構築していきます。

トレーナーとして活動するAさんの例

例えば、私の前職でもある「トレーナー」としてチームにべったり付いていて24時間体制で働いているAさんがいます。

Aさんは、そろそろ次のステップに行こうと考えているとします。でももうちょっと続けるほうがいいのか、どうしようかと迷っているとしましょう。

これを以下の人たちに聞いていくとします。

Bさん:Aさんの先輩。今も現役バリバリでチームにべたヅキのトレーナーをしている。自分の仕事にやりがいを感じている。なんならチームが勝つのも負けるのも自分の責任と思い、熱く仕事を行っている。

Cさん:Aさんの同級生。チームについて活動したいとずっと思っているけれど、その想いは叶っておらず、基本的にはパーソナルを行っている

Dさん:Aさんと同業の仲間。過去にチームで活動をしていたけれど、その後方向転換をして、関連分野で自分の事業を行っている。
それぞれの人達から出てくるアドバイスとしてはどういったものになるでしょうか。

ちょっと考えてみて下さい。

 

日々、熱く業務を行いチームでの活動を誇りに思っているBさんからは恐らく

「そういう風に悩む時はある。でもその中でやりきったことから生まれてくることがあるから、今辞めたら今まで積み上げてきたものを失うし、今辞めたらどこにいっても通用しないぞ!これを乗り越えたら見えてくるものがあるんだからもう少し頑張りなさい」

 

チームでの活動をしてみたいと思いながらもできていないCさんからは

「そんなの贅沢だよ、チームにつきたいと思っているのにつけない人がどれくらいいると思っているの?自分がやりたくてその道を選んだのに、そんなんだったら最初から選ばないで、本当にやりたい人にその道を譲ればよかったのに」

 

では過去にチームについて情熱的に働いていたけれど、その後方向転換をして関連分野で自分の事業をたちあげたDさんはどうでしょう。

「そうだよね。チームってやりがいあるけど自分の時間もないし、対価も低いからそういうことが疑問に思える時期ってあるよね。自分に後ろめたいことがなくて、やりきったと思えるのならそういうステージに来たって言うことじゃないかな。チームでやりきれる人って本当に素晴らしいとおもう。でも自分には出来なかったことだし、自分だから出来ることとかやりたいと思えることがあったから、やりきったのなら次のステージに行ってもいいんじゃないかな、自分の人生に自分が責任を持って進めるのなら。」

 

もちろん、すべての人がこう答えるわけではないでしょうが、大体のイメージは湧くと思います。

誰も間違っていない

実際これに近いことが、相談者の身には起こっていました。

Bさん、Cさん、Dさん、それぞれの言うことは最もです。誰も間違ってはいません。その人達が歩んできている道のりから生まれてくる言葉ですから。

 

誰も間違っているわけではないからこそ迷うわけですが、だからこそ、大切なのは

「自分はどういった道のりを歩んでいきたいのか」です。

 

だから相談する時に大切なことは

「自分のやりたいことを体現している人」

これにつきます。

ボディーワーカーというセラピストとして

ボディーワークという分野を行い、オフィスを構える数少ないセラピストとしてご相談を受けることもよくあります。

それは、ロルフィング®といったボディーワークを生業にしていきたくてもなかなか形にできない、という事があるからなのですが、その際にも同じように相談する人を選んで下さい、と言うお話はします。

 

自分がどういった形で活動をしていきたいのか
どのようなライフスタイルを築いていきたいのか

 

自分のオフィスを持ちたいとおもっているのであれば、オフィスを構えている人に相談しなければいけません。

自宅でオフィス兼用にしていたり、レンタルオフィスや誰かの場所を間借りしている人にアドバイスを求めても意味がありません。

 

なぜなら、仕事に向き合うスタイルがオフィスを構える場合と自宅を兼ねる場合は根本的に異なるから。

 

逆に言うと、自宅をオフィスと兼用したい人は、オフィスを構えている人に相談しても的を射たアドバイスはもらえないでしょう。

一番厄介なのは、「これを仕事にしていきたい」と言っているのに、「でもやっていくのは難しそうだから自宅兼オフィスで、、、」というタイプです。

 

これは単に覚悟が決まっていない状態なので、その時に相談に行く相手も同じような状況の人になります。傷を舐め合う形になります。

 

オフィスを構えている人に相談したら

「それは覚悟が決まっていないね」

と言われることがわかっているから。

 

自分のライフスタイルとあわせて自宅をオフィスにすると決めて活動している人には

「で、結局どうしたいの?」

と言われることがわかっているから。

 

現実的に、経済的な観点から自宅兼オフィスでスタートする、ということもあります。ただなんとなく、仕方なくその形でスタートするのではなく

 

自分がどういった形で活動していきたいのか、その未来図はしっかり自分の中に描いておきましょう。

そして、いつからその形でスタートするのか、「6ヶ月後にはオフィスを構える」「3年後には」というように締切を決めましょう。

 

ちょっと考えたら当たり前のことなのですが、迷いの最中にいるときには気づかないものなんですよね。

自分の行いたい形で仕事や人生を進めている人に聞きにいきましょう。

その3:「素直にすぐに行う」

そして、その人に相談しているのであれば、その人に言われたことは素直に、すぐに行うということ。

この「素直にすぐに行う」、というのが第三のポイントになります。

なぜなら、聞くだけ聞いてやらないという人があまりにも多いから。

このブログでも何度も書いてきていますが、自分の未来を変えていくのは行動だけです。

 

行動につなげることで初めて、物事が動いてきます。
思うだけでは何もことは動いていきません。

だから、相談をするときには、行動をするという決意とセットで相談してください。

 

そうすると、もっとその相談に費やした時間、相談に乗っていただいた方との時間に意味が生まれ、より大きな信頼が生まれますから。

 

これが相談する時に大切なこと。

どのような行動をするために、相談をしますか?

あなたが求めている未来はどのようなものですか?

それではまた

森部高史


ABOUT ME
森部高史
株式会社Pono Life代表取締役。Kukua Body主宰。アメリカ在住時でATCとしてトップレベルアスリートのケアにあたる。数少ないロルフィング®の資格を持ち、クライアントの身体と心のバランスを整え人生に寄り添い、「先生」と呼ばれる治療家やセラピストを指導する立場にもある。その人柄と結果を導くセッションと講座には全国から参加する人が後を絶たない。現在は自分の知識や経験をオンライン化していく方法を個人事業主や小規模法人経営者に伝えている