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ひとりごと

悩み相談で自分が望む答えをくれる相手が見つかるまで探す人に対する違和感

時々、こういう場面に遭遇しませんか?まだ特に準備をしているわけではないのだけれど、相手から求められるというような状況が。

いわゆる「悩み相談」です。

初めから自分の欲しい答えが決まっているのなら相談なんてする必要ないですよ

アメリカでアスレティックトレーナーをしていても、選手は何かしらの事情で毎日、何人もの人がオフィスに来ては大なり小なりの話をしていきます。

 

今もこういった仕事をしていますから、いろいろな話を、様々な方々とします。

その中で、時々遭遇し、そしてその時にはとても違和感を感じること。

 

自分から相談をしに来ていて、こちらが真剣にそれに対しての考えを伝えたにもかかわらず、
結局それを無視する、ということを平気で行う人がいます。

もう自分の中で聞きたい答えが決まっていて、その答えを言ってくれる人を探しているパターンです。

別に自分の考え方と違うことを行ってもらって、もちろん良いのです。
昨日のエントリーで言う所の、荷物は真ん中に置いておくだけですから。
必要ならば使ってね、と

 

真剣にこちらの考えも受け止めてくれた相談者の人の場合、
「いろいろ考えた結果こういう形で試してみることにします」などといった報告が後々、必ずあります。

でも自分の聞きたい答えを言ってくれる人を探し求めている人はそういうことをしない。

そういう人たちは大抵、

「あなたはもう十分やっているよ」
「あなたは気にしなくていいよ」
「あなたが悪いんじゃないよ」
「そんなこと、やらなくていいよ」

そういった答えを、初めから自分の中で決めている。

 

そういってくれる人を探し続け、そう言ってくれる人を見つけるまで、同じ相談を様々な人にし続けます。

 

「悪いのは私じゃない」を誰かに言って欲しいんですね。

相手に対して失礼だという認識はありますか?

でもこれって、まだ真ん中に置いてもいない、こちらが手に持っている荷物を取りに来て、
「あ、これいらない」といって無造作に捨てるような行為です。

 

それがどれだけ相手を敬っていない行動か。

 

与える際には、荷物を真ん中に置いておいて使ってね、という気持ちで。

受け取る際は、敬意をもって真摯に受け取る、ということ。

 

決して相手の荷物を奪いにいったり、気に入らなかったから無造作に投げ捨てる、などということのないように。。。

 

それを繰り返していたら、結局何も変わらないのだから。

本当に変わりたいと思ってる?

これって身体に関することでも一緒です。自分の聞きたいことだけを求めている人は、いろいろな所に顔を出します。

でも結局何もかわらない。

 

自分にとって都合の良いことだけをいってくれる所を探しているから。

 

真剣な悩みや相談には、相手も真剣に全力でのります。だからお互い中途半端な姿勢では臨まない。

 

それが助け合う姿勢にもつながるのではないかと思います。

Help you, help me. Help me, help you.

お互いを想いやる気持ち、大切にしたいですね。

 

それではまた

森部高史


ABOUT ME
森部高史
株式会社Pono Life代表取締役。Kukua Body主宰。アメリカ在住時でATCとしてトップレベルアスリートのケアにあたる。数少ないロルフィング®の資格を持ち、クライアントの身体と心のバランスを整え人生に寄り添い、「先生」と呼ばれる治療家やセラピストを指導する立場にもある。その人柄と結果を導くセッションと講座には全国から参加する人が後を絶たない。現在は自分の知識や経験をオンライン化していく方法を個人事業主や小規模法人経営者に伝えている