こんにちは、森部(@moribeimori)です。
ここにひとつのカップがあるとします。あなたのカップです。
そこには半分ほどお水が入っています。
そこである友人がやってきて「喉が乾いているからそのお水をおくれよ」。
あなたは大切な友人ですから、もちろん「どうぞ」といって気持ちよく差し出します。
その友人はとても喜んで「ありがとう!助かったよ!」、そう言って去って行きました。
あなたも役に立てたことが嬉しくてちょっと誇らしい優しい気持ちになれました。
カップの水は少し減りました。
そこで、今度は大切な恋人が現れてこう言いました。
「喉が乾いているからそのお水をくれる?」
大切な恋人だからあなたは喜んで残り少ないお水が含まれたカップを手渡します。
恋人はそのお水を飲んで、満面の笑顔でこういいます。
「ありがとう!いつも側で助けてくれるあなたが大好き!」
あなたは大切な恋人にそう言われて、とても誇らしい気分です。
ちょっと乾いた喉を潤したくて、カップを口に運びます。
しかしカップにお水はもうほとんどありません。
あなたの喉はかわいています。
さぁ、どうしますか?
我慢し続けますか?それとも誰かの水を分け与えてもらいますか?
いつも誰かの役に立とうとしている優しいあなただから、気をつけてほしいこと。
自分が潤っていないかぎりは、あなたが乾きを覚え、我慢し続けることになるか、誰かから分け与えてもらい続けなければならなくなるということ。
その分け与えてくれている人が充分潤い、お水が溢れ出ている人なら何も問題はないだろうけれど、もしかしたらその分け与えてくれている人も、あなたと同じように心優しく、自分を犠牲にしてあなたにお水を分け与えてくれているのかもしれません。
優しい人、頑張り屋さんなあなただからこそ、まずは自分のカップにしっかりとお水を注いでください。
そのお水は、あなたの心の満足度。
これをやりたいという気持ち
ワクワクする心
ドキドキする高鳴り
これが好き、という想い
それをしっかりと満たしてあげることができたら、カップはきっとあふれだす。そうしたらその溢れた分を必要な人に分け与えていってください。
それからでもあなたの優しさは充分に伝わるから。
まずは自分のカップを潤して。
それではまた
森部高史