お金と時間の質

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森部高史

自分軸ライフクリエーター。株式会社Pono Life代表取締役。Kukua Body主宰。アメリカ在住時でATCとしてトップレベルアスリートのケアにあたる。数少ないロルフィング®の資格を持ち、クライアントの身体と心のバランスを整え人生に寄り添い、「先生」と呼ばれる治療家やセラピストを指導する立場にもある。その人柄と結果を導くセッションと講座には全国から参加する人が後を絶たない。

人にはそれぞれの価値観があると思います

その価値観に至るには、100人いたら100通りの考え方や経緯があります

今日はお金の質と時間の質について書いてみたいと思います

きっかけはとある舞台人の投げかけから

妻が劇団四季に関わっていた関係で当時から繋がりのある俳優さん達の舞台を拝見させて頂く機会が何度かありました

そういった中で、舞台を企画・運営されている方が

「舞台やミュージカルを見たことがない方に届けるにはどうしたらいいか。あまり見ないという方の理由は何ですか?」

という質問がありました

それに対して、その方のお知り合いの方々が周りの人に聞いてみたら

 

「高いから」

という答えが返って来たそうです

本当に理由は「高い」から?

その返答を見て僕の中にある理由とは違うな、と感じました

僕は、妻と付き合いを始めるまで舞台を見に行くということをしたことがありませんでした

 

「舞台やミュージカルは自分なんかには高尚すぎる」

そう思っていました

どこか、かしこまってしまうようなカジュアルな選択肢ではなかったんですね

そういった状態では確かに、1ステージ5000円位から1万数千円という値段は高いな、と感じていました

食べてみないとその味はわからない

僕が好運だったのは、妻がそういった繋がりがある為に「食わず嫌い」のままで終わらずに済んだことだと思います

昨年の夏に、上の質問を投げかけていた方の舞台を見に行きました

感動しました

ほんの数時間でこんなに心が揺さぶられるなんて日常生活においてはまずありません

とても良い時間を過ごさせてもらいました

そして昨年末は、再びその方の劇団の違う演目を見に行きました

これもまた涙あり、笑いありでしたし、何よりもその時間を自分の大切な人と共有できるということがとても嬉しかったのです

演目の時間は2−3時間程度です

1時間あたり3−4000円を払った計算になります

これをただの「金額」という見方をしたら、高いという人もいるでしょう

でも少し考えてみて欲しいのです

そこで過ごした「時間の質」に関して

時間の質。お金の質

今の世の中、ちょっとしたことに数千円を使っているなんていうことは良くあります

コーヒーを1杯飲んだら数百円

お昼を食べにいったら、気をつけないと1000円くらいはあっという間になります

気づいたら買ってしまったけれど、大して使わずしまいこんでいるあの商品の値段はおいくらでしたっけ?

そういったお金の使い方が悪いということを言っているわけではありません

あなたはその「商品」に対して価値があると思ったからその対価をお支払いしたわけです

でも本当は僕たちはその商品に対する対価以上に、その商品の手にしたことで得られる幸福感やそれを手に入れた後の時間に対してお金を払っているのではないかと思うのです

ブーツを買うことにワクワクするのも、そのブーツがとても良い状態だから、というよりは、それを履いている自分を想像して、「いいな」と思うからでしょうし

誰か大切な人をレストランに招待するのも、「そこの食事がおいしいから」ということ以上に、そこで提供される空間や時間に価値を見出しているのだと思います

「その商品の向こう側にあるもの」は何か

これはもしかしたら、あまり気にしていない人もいるかも知れません

でも、きっと無意識のレベルでは判断しているのだと思うのです

仮にそう言ったことを意識していないという人がいるならば、そういった意識を皆が持てたら、の商品を手にすることにもっと意味が生まれてくるし、その商品も喜ぶだろうし、作り手の方々も幸せだと思います

少し本来の意味合いとはちがうけれど、これも「三方良し」だと思います

結論として

結論として、僕は舞台を拝見する為にお支払いをしたチケット代は全く高いとは思いませんでした

舞台を見る中で、ワクワクする気持ちや、涙するように心を揺さぶられて

その中で、自分の考えを整理するきっかけを与えられ

そういった時間を大切な人と共有できる

こんな時間は、日常生活になかなかありません

僕は、舞台を見ること『だけ』にお金を払った訳ではなくて、「その先にあるものに」もお金を払ったのだと思います

それはとても価値のあるものでした

それに気づかせてくれるきっかけが「舞台」だったのです

昨年度、僕にとっても最も有益なお金の使い方だったと思います

どうしてもっと若い時にこういう場に触れなかったのだろう、と率直に思います

今はロルフィングという身体を整え、使い方を覚えていくお手伝いをする仕事をしている関係で、舞台に関わるダンサーやパフォーマーの方とのご縁が広がり、舞台を見させて頂くことが増えてきました

年始にも人生初の歌舞伎にご招待頂き、感じるものがありました

今年は、こういった「良質な時間」を提供して貰える場にもっと足を運び、心の洗濯をしたいな、と思っています

 

以前書いたお金と時間の質の後編です

今回は「自分自身の身体に投資をすること」について

僕の現在の主な仕事はロルフィングという10回で構成される手技・施術を通して、元ある心地よい場所に身体を戻していくお手伝いをしています

 

戻して行く、といっても僕が無理矢理どうこうする、というのはなく、まずは自分自身の身体がどうなっているのかを知ってもらうことを大切にしています

(ロルフィングについてはHPの「ロルフィング®」及びその他ページをご参照ください)

自分の事って知っているようで知らないものです

僕も未だに誰かにロルフィングやその他のボディーワークをしてもらうと

「おぉ、そうなのかーーーー!」と感じることがたくさんあります

もちろん、それは昔は感じられなかったレベルでのことではありますが、毎回が学びの場になります

その上で、こうなるとどんな感じがするかな?この感覚は好きかな?嫌いかな?

どうしてこういう体勢や動きをしたいのかな?

そんなことを感じながら時間を積み重ねて行きます

その上で、解剖学的に知っておいて欲しいことなどの説明を重ねていきます

 

身体の感覚を大事にしながら、基本的な自分の身体のことは知識としても知っておいて欲しいから

だからクライアントさんの中には「『身体の塾』みたいですね」という方もいらっしゃいます

そこに「行ったから」どうなるわけではなく、そこを「きっかけ」にしてそこに通っていない時間も自分で自分の事を見つめてみる、そんなプロセスが大事なのだと思います

自分の身体を支えられるのは自分だけ

ロルフィングを受けにこられる方の多くは

「色々と試してみたのだけれど、結局週に何回も通い続けないといけなくて、、でもそれを変えられたら」という方が多いです

もちろん、身体に関わるお仕事をされていて、より深く自分の身体を知る事でより良いものを提供できるだろうから、という方も沢山いらっしゃいます

 

どのような背景があろうとも、大事なことは

「自分しか自分の身体を支えられない」ということ

だからこそ、誰かに言われたから、ではなくて自分自身の感覚と正しい知識を持っておくということが大事だと思います

今の自分も積み重ね

日々生活していると、身体にも不調が出て来たりします

それだけ一生懸命生きているという事だと思うのですが、その時にこう言っていませんか?

「いや、何もしてないんだけど急に痛くなってね」

でもね、身体が急に痛くなるのって事故とかで突然大きな衝撃が加わって打撲や骨折、圧迫などが起こった時位なのです

その他のケースで痛みが「突然」でる場合は、今迄ギリギリの所で頑張ってくれていたけれど今迄の積み重ねでついに我慢が効かなくなった状態です

 

「だから『何もしてないから』急に痛くなった」のではなくて

『何もしてないから』ギリギリの状態だったことに気づけていなかった」が正解

その積み重ねた時間がどれだけのものかはわかりませんが、それがすぐに良くなる訳は、、、ありませんよね(もちろんそうあって欲しいですが!)

考えて欲しい「『質の良い』時間のロス」について」

痛みや不調が出ると、今迄普通に行えていた事にも影響が出てきます

気分的にもなかなか乗ってきません

そうすると、楽しい時間=「質の良い」時間というものが減ってしまいます

 

1日は24時間、それは誰にでも平等に与えられたものです

それを「良い」時間にするか、「好ましくない」時間にするかは自分次第

ロルフィングを含むボディーワークや、健康に気を使っているから常に質の良い時間になるか、といわれたらそんなことは当然ありません

 

良い時もあれば、当然悪い時もある

でも少なくとも何もしていなかった時に比べれば質の良い時間を持つ確率は格段に高くなりますし、悪い時もそう言った事に取り組む前よりもずっとマシなものになります

それは「これ以上いったら調子を崩すよ、というラインの手前できちんと気付き、自分の意思でケアをしようとするから」

それは意識的に行う時もありますが、習慣になれば無意識的に行われるものでもあります

 無意識の選択

私達が「決断した」と思っていることの6−7割は単なる「習慣」の中で決めている事なのだそうです

例えば、1日に何回「何を食べるか」を考えていると思いますか?

 

1日3食だとして、あれにしようか、これにしようか、と考えるから5回から10回くらいでしょうか?

あるリサーチによると実に200回近く考えているのだそうです

そんなに考えているとは思いませんよね?

 

無意識の200回の中で、意識できているのがほんの5−10回だけ、ということ

これって他のことでも同じような事が言えると思うのです

なぜそういう座り方、立ち方をしているのでしょうか?

どうしてそんなに眉間にシワを寄せながらパソコンの画面をみつめているのでしょうか?

信号待ちの時に右足(もしくは左足)に寄りかかっているのはなぜですか?

 

他にも聞けることは沢山ありそうですね!

今の自分は過去の時間の「積み重ね」です

上記の例が「悪い」と言っているわけではありません

 

それに理由がきちんとあるのなら、それでいいと思います

理由が説明できるのなら、それに対する対策も取れるはずですから

ぎっくり腰に悩まされていたクライアントさんのお話

10シリーズを受けてくださったとある女性クライアントさんのお話です

幼少の頃からかなりの側湾症をお持ちで、それが一因となり毎年冬になるとぎっくり腰に悩まされていらっしゃいました

ぎっくり腰がなくなる、とは確約は出来ないものの10シリーズを続けるなかで、勿論波はあったものの、それでも全体的にはポジティブな変化を感じてくださり、10シリーズが終わる頃には

 

「違和感を感じる事はまだあるけれど、もうぎっくり腰にはならない自信がある」

そうおっしゃっていて、実際この冬はぎっくり腰なく過ごす事が出来たとご報告いただきました

毎年冬場に、ぎっくり腰で動けなくなり色々と楽しみにしていた予定の変更を余儀なくされていたと思うと、その無念さといえば計り知れません

 

10シリーズの後も大体2ヶ月に1度くらいのペースで何度かメインテナンスにいらして頂いて、先日もお会いした時に現在行っているお稽古事がハードになって来て、以前の自分だったら色々と大変な事になっていたと思うのが今は大丈夫で驚いています、とお伝え頂きました

こういうお声を頂くのは本当に嬉しいです

もちろん、ロルフィングが全てではありません

 

この方が、うまくロルフィングを「きっかけ」として使って頂いて、今迄『何気なく行っていた事』、そして『行っていなかった事』に意識を向けて頂けたからだと思います

もちろん、最初は時間もかかるし、お金もかかります

でも世界に一つしかない自分の身体

人生はこれから先も長く長く続きます

 

「なんでかわからないけど色々痛い・不調がある」ということに振り回されて、せっかくの質の良い時間を過ごせるチャンスを失ってしまうことの方がよっぽど時間とお金の損失になると思います

どうせ過ごすなら、 ある程度自分自身で感じられて、何かしらの対策を取れる術を知っておく、という方がこれから先に流れる時間の質をより良くする為にはプラスになります

あなたが大事にしたいものは何ですか?

それではまた

森部高史


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