こんにちは、森部高史(べぇさん)@moribeimoriです。
ここ10日間ほど、ずっと気になっていたことがあってそれをどう言葉にしていいのか、うまく表現することが出来なくて悶々としていました。
日々のタスクはこなしながらも、頭のバックグラウンドではずっとずっとずーーーーーっと考え続けているような感じ。
パソコンを扱っている人ならわかっていただけると思うのですが、いくつものアプリを立ち上げながら作業しているみたいなものです。
なかなかの消耗度。負荷が高い。
でも気づいたんです。今日合気道の朝稽古からの帰り道に。
これだ!って。
これを言葉にしたかったんだ!と。
目次
キーワードは一次情報
一次情報とは何か。
一次情報とは「直接見たり、聞いたり、体験したこと。」
それに対して二次情報とは、他の人が体験したことやまとめてくれたことを情報として受け取ること。
例えばテレビで食レポをやっているのを見て
「あ!美味しそう!この料理を出してくれるのは恵比寿にあるんだ!今度行ってみたいねー!」
という時点では二次情報を取得しただけの状態。
それを元に実際に行ってみて「美味しいね」「言うほどではないね」と言う実体験を伴うものが一次情報。
どちらのほうが価値があるか、というと紛れもなく一次情報。
自分の体験ほど強いものはありません。
影響力があると言われている人であれば、必ず人からの情報を鵜呑みにせず、一次情報を得るために行動をし続けます。
トレーナー、セラピスト、治療家業界に感じていた違和感
僕自身が最も深く関係するこれらの業界に対して、違和感を感じていました。
振り返ればそれは、アメリカから日本に完全帰国してきた2012年から感じていました。
ただ、違和感を感じながらも「日本はそういうものなのかな、、、」というくらいにして自分自身も8年ぶりとなる日本での生活を構築するために日々過ごしていました。
その違和感の正体はこの一次情報と二次情報に対する姿勢の違いだったのです。
一番大きく感じていた違和感は「なぜ自分で試して見ないで正解を欲しがるばかりで自分で試さずに最初から答えを欲しがっているのだろう?」というものでした。
簡単に言えば
「まずは自分でやってみなよ、話はそれからでしょ?」ということ。
素晴らしいメソッドではあることには間違いないけれど、あるアプローチの方法が数分で50名の定員が埋まるというのは異常でしかありません。
それだけなにか必殺技を欲しがる人たちが多いということのあらわれでもあります。良いものであることは間違いないのですけどね。
情報が簡単に受け取れるようになった時代の狭間だからこそ起こる情報の陳腐化
様々な情報が簡単に受け取れる時代になりました。
パソコンを立ち上げれば様々な情報が入ってきます。
数年前までは海外に自らが出向かなければ得ることのできなかった情報がネット上から入ってきたり、わざわざその方々が来日して直接教えてくれる機会も圧倒的に増えてきました。
そういった情報を受け取るということは大切です。セミナーに行く、と言う行動自体は一次情報になります。
しかしセミナーで教わる内容自体は二次情報の塊です。創始者から聞いているのでなければそれは三次情報、四次情報とどんどんと薄まっているものです。
もちろんそれにも大きな価値はあります。
経験豊かな人が、自分が得てきた一次情報をより再現性高くまとめて体系立てたものがセミナーやワークショップです。
ですから、世の中に役に立たないセミナーやワークショップ、良くないセミナーなどというものはありません。
それよりも問題は、受け取った二次情報の塊をどのようにして一次情報として処理していくか、という実行のプロセス。
ここが圧倒的に欠けている人が多く、自分で実践していない。
大切なことは「セミナーに行くこと」ではありません。
「セミナーに行ったことで受け取った二次情報を実践し、その上で自分が行ってきたことと混ぜ合わせるプロセスの中で目の前のクライアントたちが希望する未来に対してどのように貢献できているか」
という結果を元にした一次情報の積み重ねです。
でも多くの場合、セミナーに行ったことで満足しているか、そのメソッドで言われていることに対しての答え合わせで終わってしまっているかのどちらか。
これでは意味がないのです。
学習のプロセスにはそれぞれのペースがあります。ですが、どの段階であれ情報を受け取ることを目的化するのではなく、目的のために情報を受け取ることを意識するだけで大きく成果へと繋がります。
きっかけを活かして変われる人と変われない人
日本で数少ないATCという資格、そしてアメリカのスポーツ現場での実践経験を持ちさらにはボディーワークを提供し、サロン経営・会社経営もしていることから多くの相談を持ちかけられます。
それは身体のことや、アプローチの方法、仕事に対する向き合い方、個人事業主としての身の立て方、プロとして生計をたてられるようになること、様々です。
そういった相談にのっていて同じように接していても、一つのヒントを活かせる人と活かせない人がいます。
活かせないどころか、何年も何年も同じことを言っていて現状が変わっていない人もいます。
その違いが何か、ということもずっと考えていました。
自分が力になれることがもっとあるのではないかと思っているから。
誰もがはじめからスーパーマンではないし、思い通りに全てを動かせているわけではない
相談にのる以上は仕事であれば当然ですが、そうでなくても求める結果に近づけていきたいから。
特に、身体や心の専門家が自分軸の仕事の創り方をお伝えしている【ぽのビジ】を始めてからはその想いがより一掃強くなっています。
ぽのビジに参加してくださっている方は、みんな苦しんでいるところからのスタートです。
・色々とやりたいことがあるけれど形にできない
・なかなか思うようにいかない
・どこから手を付けていいのかわからない
「だからどうにかしたい」
「自分軸とはなにか」
「もっと多くの人に貢献したい」
そういった想いと共に訪れてくださいます。
90日という短い期間で、思い通りの結果を出す方もいれば、ご自身が想像していた以上の世界を創造する方もいれば、90日では望んでいたような結果につながらない方もいます。
ただ、これは当たり前の話でそれぞれのスタート地点もゴール地点も違いますし、なにをもって「結果」としてとらえるかも個人差が大きいもの。
対外的にその成果がどうか、ということではなく当の本人たちが何を感じ、どういった方向に向かっているかのほうが何万倍も大切なこと。
ただ、一つ確実に言えるのは参加してくださった皆さんは確実に「変わる」。
主催者ながら見ていて凄いなぁ、と思うのです。
参加者の方々は自分よりも年上の方も多いのですが、いくつになっても人は成長していけるということを見せていただけているので、自分ももっと頑張らないと!とたくさんの刺激を受けています。
なぜ、これがぽのビジの参加者のみなさんは90日という短い時間の中でできるのか、ということ。
それまで5年、10年、もしかしたらもっと長い時間悩んだり、苦しんだり、付き合ってきていた自分の領域を広げることができるのか。
これもやはり一次情報がキーなのだと、今朝(2018/07/21)の合気道の朝稽古帰りに気付かされたのです。
合気道のお稽古に参加するためだけにロシアからやってきた青年団24名
通っている合気道道場には多くの外国の門下生がお稽古のために海外からやってきます。
この1週間はロシアから24名の青年団がやってきて、共に汗を流しました。

彼・彼女たちは朝稽古のある日は朝稽古+夕方のお稽古、朝稽古のない日は夕方のお稽古に参加。
それ以外にも日本の文化を知るために空き時間には美術館を訪れたり様々な活動をして、日本滞在時間をフル活用していました。
今の時代、情報は簡単にインターネットから取ることが出来ます。
でも彼らは飛行機に乗ってくることを選択した。
なぜか。
それは、来たものにしかわからない、体験したものにしかわからないものがそこにはあるから。
「自分たちにとって、この1週間はGolden Weekでした」
そう言って笑顔を見せる彼らの姿に何を感じるか。
うちの道場の管長は合気道の始祖である植芝盛平先生の最後の内弟子である清水先生。
そういった源流に触れることが出来る唯一の機会ということも当然あるでしょう。
しかし繰り返しになりますが、情報だけが欲しい、形だけを真似したいのであればインターネットや本、雑誌、DVDで得ることが簡単に出来るのです。
それでも海を渡ってくるのは、二次情報では得られないものがあるからに他なりません。
なぜKukuna BodyやPono Lifeに関わり続ける人達は結果を残せるのか
ここで、もう一度冒頭のトピックに戻るのですが、なぜKukuna Bodyや弊社Pono Lifeに関わり続けてくれる方々は結果をしっかりと出していくのか。
それは、うちで提供しているセッション、講座、ワークショップ、全てにおいて私たちが一次情報を重視しているから。
知らなかった、ということを知る。
知っていることを認識する。
わかったつもり、ではなくて、わかっている。
わかっている、ではなくて、出来ている。
出来ている、ではなくて、やっている。
そのプロセスを大切にしているから。
そして【その後】を追いかけるから。
だから皆さん、変化をするし結果を残していく。
ただこれは、私達を利用してくださっている方々にとっても簡単なことじゃない。自分を変えるって簡単なことじゃないんですよ。
だからこそ、僕たちはクライアントの皆さんを信頼しています。それはクライアントとして、ではなく一人の人間として。リスペクトなのです。
一次情報を得ることと、二次情報を得ることの労力の違い
二次情報を追い回していたり、踊らされている間はある意味楽です。
「自分は何もわかってないからもっと知らないと」という欠乏感からくる焦燥感に襲われ続けているのでそのステージは健全な精神状態ではありません。
だけど、世の中に良いものはたくさん溢れているからある意味それらを追いかけていれば良いから楽なんです。
でも一次情報はそうはいかない。
そもそも自分が体験を積んでいくということは、お金もかかるし時間もかかる。
そう、一次情報を取り続けるにはお金と時間というコストがかかるのです。
ロシアから日本の道場に来て1週間滞在するなんていったいいくらかかるのか想像して見たらわかると思います。
一次情報を得ることが自分の中で普通になってくると、お金をかけないやり方で一次情報を積み重ねていくということも可能です。でも特に最初のうちはお金と時間を掛ける必要がある。
また、お金をかけずに積み重ねる事が可能になってきても「ここ!」と言うところでは時間とお金をかなり投資していきます。
その額は初期の頃とは桁が変わっていきます。
それが出来るのはお金に余裕があるからではありません。
消費や浪費をするのではないです。
明確なリターンを得るために貴重な時間やお金を投資するのです。
ただ、一次情報を得るためにお金や時間以上に必要なものがあります。
一次情報を得るためにお金や時間以上に必要なもの
それは覚悟です。
「なぜ、自分がそれをするのか」という覚悟。
大切な時間とお金という資源を費やしていくということもそうですが、一次情報を得ていくには「なぜそれをするのか」、という問いかけを常に自分自身にしていく事にほかなりません。
これは最初のうちはしんどいです。なれてきてもかなりの労力を使います。
大切なことではありますが、考えなくても日々流されて生きていくことは出来ます。
でもそれでは変わらない。
何年も同じことを言っていて変わっていない人は結局ここの部分をやりきっていない。
変わりたいし、変わる必要があるからやります!と宣言したにもかかわらず舌の根が乾かないうちに
・やっぱりお金が…
・時間がなくて…
そういってやめる人は多い。
結局それは覚悟が決まっていないから。
自分が何をしたいのか。
なぜ、自分がそれを行う必要があるのか。
仕事で言えば
・なぜ自分はその仕事を選んでいるのか
・その仕事でどういった貢献を他の人のためにしていくのか
その部分での覚悟が圧倒的に足りていないから。
表面的な耳あたりの良いことばかり求めていても、この覚悟は磨けません。
手頃に資格が取れるようになった弊害として、クライアントの未来にきちんと向き合うのではなく「わたしがワクワクできるからこの仕事してます!」みたいなスタンスでクライアントからお金取る人が増えてる。まぁうまくいくわけがない訳で。ワクワクしてるように見せてるけど価値貢献できてない。
— べぇさん@ぽのビジ (@moribeimori)
人生の中でワクワクは大切だけど、クライアントの大切なお金と時間を使ってそれをするな、と。資格なんて殆どが民間のもので、単なる紙だということを忘れないようにしないと、ですね。
— べぇさん@ぽのビジ (@moribeimori)
これは資格が悪い、と言っているのではなく、結局のところ「どれだけ本気で仕事してるか」っていう個人の資質。本気で向き合う気概のない人が資格とっても意味ないし、被害者を増やすだけ。本当でその仕事やりきる意識がある?本気で?というのは常に自問するべき質問として大切にしている。
— べぇさん@ぽのビジ (@moribeimori)
「仕事になったらいいなぁ」と言っているうちはプロではないからお金とるな、名乗るな!「仕事にしてます」と宣言してから全ては始まる。それは覚悟の量を問う一生のプロセス。だからプロは凄いんです。決断の量が違うから。
— べぇさん@ぽのビジ (@moribeimori)
アマチュアがプロに見てもらおうと思ってはいけない
この言葉は、昔からお世話になっている方が言っていた言葉。
初めて聞いたときは「ひどいことをいうなぁ」とプロの端くれとして思っていました。
プロが培ってきたものは還元していく必要があるし、多くの人の助けになれるのにそんな事を言うなんて、と。
でも今はこの言葉の意味がわかります。
結局は覚悟の量の違い。
一般の人がプロのお世話になるべきではない、と言っている訳ではありません。
ここで言っているのは、選手とトレーナーという同じ目的を共有しながら関係性を保つなかであったり、きちんと「稼ぐ」ことを目的にしながら活動を行っている個人事業主と趣味の延長線上で(仕事になったらいいなぁ、くらいの気持ち)でやっている人の話です。
こういった関係ではお互いの見ている世界が違うから、話が噛み合わくて当たり前。
プロという存在意義に対して敬意を表してくれているからこその「アマチュアがプロに見てもらおうと思ってはいけない」という発言だったのだと今は理解できます。
プロとして食っていく気はありますか?
プロとは成果物をお金に変えられる人のこと。
それが出来ない人は上手なアマチュアである。
お名前は忘れてしまったのですが、Twitterで流れてきたあるクリエーターの方の言葉。
あなたはどれだけの一次情報を得るために時間とお金を投資していますか?
それはなぜですか?
仕事を成り立たせている人は例外なくこの一次情報を取り続け、活用しています。
そのために動き続け、多くの時間とお金を投資しています。
あなたはどうですか?
一次情報を取り続け活用出来る人にはある条件があります。
やると言っていたのに引っ込んでしまう人は覚悟の量もさることながら、それ以上にこの条件が満たされていないから。
それについては、noteの「自分軸の人生と仕事の作り方」をお伝えする月刊べぇでお話します。
追記:2018/07/22
noteかきました。
「プロとして必要とされる人は一次情報を得続けている。そのために必要な条件とは。」
それではまた
森部高史