現在京都に来ています。
普段、東京で生活をしている自分にとっては、こうして違う場所に足を運ぶ機会は自分の発想を縮こまらせないためにも大切な時間となっています。
人間は習慣の生き物と言われています。
どんなに自分でその時に「決断をした」と思っていても、自分の習慣の中で「決断した」と思っているだけのこと。
例えば、普段から海外に出ることが当たり前の人にとっては、テレビでイスタンブールの街並みがうつり、特集されていたのをみたら
「よし、まだ行ったことのないイスタンブールに10日間行ってこよう!そのために旅の予定をたてよう」
といった発想と行動に繋がることがありますが、パスポートを持ったこともなく、海外に出たことがない人にとってはどうしたってそういった発想は生まれません。
テレビで海外の映像を見て「いいな」と思っても具体的な行動にうつすところにまで至ることはまずない。
同じ「テレビで見た」、でもこれだけ大きな違いが生まれる。
豊かな人生をつくるには
どちらのほうが人生を豊かにする可能性が高いか、というと普段いる場所から出る習慣がある人のほうが豊かになる可能性が高いです。
もちろんどちらを選んだら幸せになれるか、といったら海外に出ることでのリスクなども当然あるので、一概には言えませんが(海外に出ることでみんなが幸せになれるのなら日本には人がいなくなってしまいますしね!)、普段の自分の当たり前を壊していき、好奇心を持って自分がやりたいと思ったことに対して正直でいられる人のほうが魅力的です。
いつも自分の家や職場を往復するような毎日であったら、自分の思考パターンは限定されていきます。
それは、環境が人間をつくるから。
日本で生まれ育った私達は当たり前のように日本語を喋りますが、他の国に生まれたらそうはいきません。
また、日本人として生まれても日本語を母国語としている環境で育たなければ日本語を喋ることはできません。
自分が置かれている状況によって、その人の選択肢や可能性というものは大きくかわるもの。
だから自らその可能性を閉じ込めるがごとく、一つの場所にとどまっていることは非常にもったいない。
一歩その扉から出たら大きな可能性の海が広がっています。
大人の生き方とは
子供のときには、体力的にも経済的にも、また知識的にも大海に飛び込んでいくことは難しいときもあるでしょう。
しかし大人には、もう体力も知力もあります。そして何か普段と違うことを始めるのに、実はそんなに大きなお金がかかるわけではありません。数千円から数万円くらいなもの。
それくらいのお金は大人になれば誰もが持っています。
それを自分の環境をかえるためにどのように使うか、です。
仮に数万円、もしくは数十万円の出費がその時にあったとしても、それが今後の生活を変えていくきっかけになったり、振り返った時に
「あの時に自分の意志で行動をかえたから」というきっかけになったのであれば安いものですよね。
いつも同じ場所や環境にいないで、普段自分がいない場所に足を運んで見る。
そんなことを心がけてみてください。
必ず何かが変わり始め、動き始めますから。
P.S:6月8・9日「呼吸と構造のニュートラリティー」のお知らせ
呼吸の効果とその有効性がいたる所で話されていますが、そのエクササイズを広めておりトレーナー業界では知らない人はいないであろうPRI。そのPRI Japanにおいて教育コーディネーターをつとめ、先日発売された『呼吸力こそが人生最大の武器である』の著者でもある大貫崇さんと共に行うこちらのセミナー。
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それではまた
森部高史