From:二子玉川のカフェから
50人個別相談のきっかけ
「お願いがあるんです」
そういって、連絡をもらったのは7月のうだる暑さの午後、麻布十番のオフィスでこれからの仕事の整理をしている時のこと。
まだまだ将来がこれからの若手の相談に乗って欲しいとのこと。
その数週間後に顔を合わせて話をすることになった20代半ばの青年との時間。
迷っている、これからの道。
話を聞きながら自分がこの位の年齢の時は何をしていたかな、と考える。
20代半ば、まだ学校で教師をしていた。日々の業務で忙殺され、あまりの勤務時間、及びいわゆるモンスターペアレンツの対応などで、身体も心も壊れた頃。
そして、何も決まっていないけれど紆余曲折を経て退職を決め、アメリカに渡ることになったあの頃。
あの頃の自分には誰かに相談をする、という選択肢がなかった。
人生の先輩に話を聞いてもらえるという環境をつくれなかった。
足りなかったのはほんの少しの勇気。
「話を聞いて下さい」
「悩んでいるんです」
そう一言伝える勇気。
それがあの頃の僕にはなかった。
そんなことを思い返しながら、相談にのり、全体像をみすえながら具体的な行動を提案してみたところ、彼の顔がパッと明るくなり、ほんの30分前とは別人の顔になる。
悩んでいる時に必要なのはそんな、ちょっとしたきっかけなのかもしれない。
この一件をきっかけに、自分が手助けできることや、いままで自分を知ってくれている方たちに何か、還元できることがあるかもしれない、と思い立ったのが50人個別相談をはじめた理由でした。
行動のみが未来を変える
いつも伝えているけれど、最終的に物事をかえ、未来を変えていくのは行動。
行動だけが物事を動かしていく。
その時に「やるぞ!」とか「(気分やモチベーションが)あがった!」と思っても行動に移すことがなければ、それは全く意味がありません。
相談に乗るものの責任として、具体的行動が伴わないアドバイスはしません。
だから、具体的な行動に移してもらえなければ僕のアドバイスは何の意味ももちません。
そして、行動に移すかどうかはこちらからも見させてもらっています。だから行動に移していなければ、次のフェーズに進むことはできないから、もしまた相談に来たときには「なぜ行動をしないのか」、そこから突き詰めていくことになります。
50人個別相談を終えて感じたこと。
皆一生懸命に生きているということ。
そして、みんなそれぞれの悩みを抱えている。
笑っていても、その根底には誰にも言えないことを抱えていたり
だれにでも優しくしている人が、誰にも優しく出来ない理由を抱えていたり
それぞれの悩みや置かれている環境は異なるものなのだけれど、共通している悩みというものもある。
初対面の方も多かったけれど、それにもかかわらず、自分の中にある本当は誰にも見せたくないこと、をシェアしていただけたことはとても嬉しかった。
そして、自分との時間の中で見えてきた課題、行うべき行動を理解してもらえたこと。
個別相談後の発信を見ていて感じること。
もちろん1回で全てが変わるというわけではない人もいる。でも確かに礎の一部となってくれている人もいる。
僕が貢献できるのはこういうこと。
なにせ、弊社の社名はPono Life. Good Lifeを送る為のお手伝いなのだから。
(Ponoとはハワイ語で「本来あるべき」「繁栄する」「正しい方向」「良い」を意味します)
これからの展開:場所づくりをします
Kukuna Bodyを開設した当初からのひとつのミッションは【安心で安全な場所づくり】
これはKukuna Bodyの一つの特色とも言えます。
だから、この50人個別相談を経て提示できるものをまた形にしていきます。
どういった考え方をすると、物事をスムーズに運べるのか。やりたいことを達成していけるのか。
そのためのプロセスをまとめてお届けし、本気で人生に関わっていく、そんな時間(講座)をこれからつくっていきます。
楽しみにしていてくださいね。
関わってくれる人たちが、笑顔で過ごしながら、悩んでいる時も前向きに、そして支え合える、そんなコミュニティーをつくっていきます。
ご参加ありがとうございました!
50人個別相談にご参加くださったみなさま、ありがとうございました。
皆さんおかげで、より多くの方のお手伝いをするためのきっかけとアイデアを掴めました。
今後も人数は50名よりはかなり少なくなり、かつ有料となると思いますが、またこういった企画は行っていきたいと思いますので、今後もチェックしておいて下さい。
それではまた
森部高史