fbpx
セルフコントロール

自分が付き合うひとくらい、自分で決めなさい

あなたの思考や行動が、意識していない所で決められていると言われたらあなたはどう感じますか?

マスターマインドと言う言葉をご存知でしょうか。

『思考は現実化する』の著者、ナポレオンヒルが提唱したとされるもので、彼はこれを「何らかの思考や願望を持った人間の集まり」と表現し、「思考のバイブレーション」とも言っています。

類は友を呼ぶ、という言葉も日本にはあるように、「あなたという人間を知るにはあなたの周りの人間を知ることでわかることがたくさんある」ということです

なぜかと言うと私たちは習慣の生き物だからです。

自分の習慣に気づいていますか?

その習慣というものは自分自身で決断していると思っても周りの影響を大きく受けています。

例えば図書館に行った時あなたの行動はどういったものになるでしょうか?

周りに迷惑をかけないようにとゆっくり歩いたり物音を極力立てないようにしますよね。

それはなぜかと言うと、図書館という環境が「静かでいなければいけない」という前提条件のもとに成り立っているからです。

 

電車の中での大きな声での会話や携帯電話での通話というのも同じようなことが言えます。

これらのことはルールやマナーとして認識しているものになります。

つまり、それらは、その場で「周りの人に配慮した時に迷惑をかけない行為」としての前提条件。

世の中にたくさんある「暗黙の了解」

例えば専門家であれば、それぞれの専門領域においての当たり前というものが存在します

個人的には間違った認識でありこのページから抜け出さなければ本当の意味でこれらの仕事が世の中に対して貢献できるとは思わないのですが、セラピストやトレーナー業界においては、 『お客様のため』という大号令のもと、自分自身のことをおざなりにするという傾向が非常に強くあります。

言葉を強く言えば、「自己犠牲のもとにサービスを提供している」人が少なくありません。

 

また、正当な対価を得ていなかったり、安い値段設定でサービスを提供しないとお客さんに来てもらえないと信じている人も多くいます。

(誤解のないように言っておきますが、高ければ良いということを言っているわけではありません。)

しかしこれは他の世界から見れば異常な状況であるとも言えます

自分自身が満たされている状況ではないにもかかわらず他の人を満たすことはできません

にもかかわらず体に直接的に関わる、このような仕事をしている人たちが自己犠牲のもとに自分の仕事を成り立たせているということは、結果的に関わっているクライアントの皆様にも迷惑をかけることになりますし、良い影響を与えることはできません。

トレーナーやセラピストは喰っていけない!?

また、僕自身も良く言われてきているのですが、「トレーナーやセラピストって喰っていけないじゃないですか」というものがあります。

それは、その人自身が「喰っていけていない」「売れていない」人と一緒にいるからです。

僕自身も、これで身を立てていますし、僕の周りにもトレーナーやセラピストとして立派に身を立てている人ばかりです。もちろん、その時々で抱えている苦労や不安というものはありますが、それでもきちんと身を立てて前に進んでいます。

特にスタート直後の若手に伝えることは

「ちゃんと売れている人と一緒にいなさい」ということ。

なぜなら、売れている人には、売れるための習慣的な継続的行動があり、売れていないひとにはその習慣的に継続されている行動が「売れないための」継続的な行動になっているからです。

 

客観的に見たり、他の世界から見てみると異常な状況にも関わらず、そういったことがまかり通ってしまう理由というのは、自分にとってまた自分が所属する世界にとってはそれが当たり前だからです。

自分にとっての当たり前は他の世界の当たり前ではない

例えば日本人として日本で暮らしている僕にとっては日本語を話すことはごく普通のことです。

特に大きな努力を要するものでもありません。

しかしこれは日本人として日本で毎日を過ごしているから当たり前のことであって、他の国で生まれ育っている人にとっては漢字を使いこなしたりするということは、とてもではないけれど普通には行えないことです。

自分にとっての当たり前というものは他の人にとっての当たり前ではありません。

自分にとっての当たり前が作られる要素

そして自分にとっての当たり前というものは自分が身を置いている環境や自分の身の回りの環境によって作られます。

そのためこういった当たり前というものは、無意識の状況で作られているのです。

知らず知らずのうちに自分の思考や行動というものが取捨選択されていきます。

 

ということは冒頭でもお話ししたように、マスターマインドや類は友を呼ぶという言葉があるように、自分はどういった人を自分の周りに置きどのような影響を受けているのか認識しておく必要があります。

毎朝ランニングをすることが当たり前の友人に囲まれているのであれば、おそらくあなたも毎朝運動をするということが当たり前という認識のもとに生活をしているでしょう。

日本語だけでなく他言語を話す友人が多くいるのであれば、おそらくあなたも日本語以外の言語に精通していたり抵抗感が少なかったりするかもしれません。

読書を好きな人に囲まれていれば、あなたも本を手に取ることが普通になっているでしょう。

 

またこれらは良いことばかりではなく、悪い方向においても大きな影響を受けます。むしろネガティブな方向への力の方が強いかもしれません。

毎日誰かの愚痴を言っていたり、足を引っ張ることに一生懸命の人。 だるい、うざい、あいつはわかってない、そう言った否定語を中心に日々を過ごしている人と一緒にいたら、あなたの思考や言動というものも否定的なものが多くなります。

今のままではだめだから自分を変えたいと言っておきながら、そのセリフを2年、3年、5年と言っている人は結局行動に起こせていません。

そう言った人が周りにたくさんいるのであれば、おそらくあなた自身も自分を変えるという行動をなかなか選択できていないのではないでしょうか。

もしかしたら、あなたが行動を選択できないのはそう言った人に囲まれているからかもしれません。

それ位、無意識に周りに置いている人の影響というものはとても強いのです。

環境が人を作ります

これだけインターネットが盛んになっている時代ですから、特に大人になってからは自分で身を置く環境というものが選べるのです。

今いる場所で自分の最大限の能力を発揮するという姿勢も大切ですが、他の人のせいにするのではなく、客観的に今の状況や環境を鑑みてみた時に、自分にとってその環境というのは本当にふさわしいのでしょうか。

目標を達成することに対して正しい努力をすることが当たり前、という人たちに囲まれていれば、あなたも目標を達成するために正しい努力を行って行くことになります。

しかし誤った努力というものも存在します。

それは目標達成するためにする努力のはずが、「努力をするための努力」と手段と目的がひっくり返ってしまうのです。

いわゆる頑張っているから評価をしてほしい。頑張っているのだから認めてほしい。

というようなものです。

そして残念ながら、日本ではこの誤った努力に対する評価というものが大きい一面もあります。

ですから誤った努力を評価する環境に所属していたら、あなたも誤った努力で評価を得ようとして、実際に生み出す成果や結果というものには目が行かなくなってしまいます。

変えられるものと変えられないもの

過去と他人は変えられません。

変えられるのは未来と自分だけです。

そのために、あなたがあなた自身のためにできるということは自分の身を置く環境を整えることです。

自分が身を置く環境を選択すること。

これは他の誰かがお膳立てしてくれるものではありません。期待しちゃいますけどね。

あなた自身が、あなた自身の責任のもと自分で選択して決断しなければならないことなのです。

なぜならば、それは他でもない『あなた自身の未来であり人生』であるのだから

あなたはどのような環境に身を置いていますか

自分が望む自己実現を達成するために、着実に一歩前に進められる環境に身を置いていますか?

毎日、目の前のことに忙しくなりすぎて未来のことを考えられなくなっていませんか?

世の中には多くの専門家がいるので多くの助けを得ることはできます。

しかしそれはあなた自身がどこに向かいたいのかを明確にしていなければ、それらの専門家も役に立つことができません。

まずは自分が身を置いている環境を見つめ直してください。

そしてその環境は、あなたの目標を達成していくために適切な環境でしょうか?

もし違うのであればあなたはどういった環境を望んでいますか?

繰り返しになりますが、それを決められるのはあなただけです。

自分の人生なのですから、自分の責任のもとしっかりと決断をしてください。他の人にその手綱を渡さないでください。

自然と前向きに正しい努力ができる、そういった人たちと囲まれていると大変な時や不安になるときということもありますが、そう言った時期においても共に前に進んでいくことができるようになります

自分が、希望したことを達成するために必要な選択を自然に行えるようにまずは環境を整えてくださいね。

 

P.S:もしあなたが個人事業主として活動をしているのであれば、 そういった環境を提供しているものがここにあります。詳細はこちらをご確認ください

それではまた

森部高史


ABOUT ME
森部高史
株式会社Pono Life代表取締役。Kukua Body主宰。アメリカ在住時でATCとしてトップレベルアスリートのケアにあたる。数少ないロルフィング®の資格を持ち、クライアントの身体と心のバランスを整え人生に寄り添い、「先生」と呼ばれる治療家やセラピストを指導する立場にもある。その人柄と結果を導くセッションと講座には全国から参加する人が後を絶たない。現在は自分の知識や経験をオンライン化していく方法を個人事業主や小規模法人経営者に伝えている