From:京都に向かう前に立ち寄った品川のカフェから
品川の駅構内は、土曜日の朝にも関わらず、多くの人で賑わっています。
新幹線まで時間が少しあったのでカフェに入ろうと思ったのですが、その席を見つけるにも一苦労。
座席の隣ではビジネスの話をしています。
「ビジネスというのは人の手に任せたら一気に崩れる」
そんな言葉が聞こえてきました。
一体、どんなお仕事をされているのかな、と興味はつきませんが、かなり自信を持って力説されています。
なぜあの人の言葉は届くのか
前述の「ビジネスは人の手に任せたら一気に崩れる」というのが本当か、どうかというのは一旦ここではおいておいて、、、
説得力
影響力
求心力
そういったものがある人に共通することがあります。
それは、自分の言葉で語っていること。
僕たちは自分の経験しか語ることはできません。
伝える力がある人は、自分の実体験を自分の言葉でお話をしています。
今の時代、情報は簡単に取れる時代です。
良質な情報と悪質な情報を判断できるようになる力を養うことが必須の時代となりましたが、それでもその力さえ自分がつけてしまえば、少し前までは専門家に直接話しを聞きに行かなければならなかったような話が無料で聞けたり、読めたりします。
また、情報発信も簡単な時代になりました。
世の中のすべての人がオウンドメディア【自分自身のメディア】を持てるようになった時代です。
SNS,ブログ、HP,などなど
情報発信が簡単な時代、何を見られているのか
だからこそ、今何を見られているか、というと
「あなた」と言う人間です。
情報が簡単に入ってくる時代だから、それらしいことは簡単に言えます。
誰かのコピーは響かない
ただ、文章のコピペや自分の考えがはいっていない誰かの言葉のコピーは心に響かないのです。
たかが文字
されど文字
人間は、書かれている文字の間にある、その書き手の情熱や信念を読み取ります。
あなたの言葉には勢いがありますか?
情熱がこもっていますか?
伝えたい気持ちが溢れ出ていますか?
それはあなたの体験を通じ、感じた、あなたの言葉ですか?
誰かの言葉のコピーは、オリジナルのコピーを読めば事足ります。
そしてそちらのほうが質が高い。
だけど、オリジナルの言葉をみて、それをどう感じたのか。
なぜそう思ったのか。
それはあなたのオリジナルになります。
何も特別なことをする必要はありません。
文法やテクニックなども、プロの書き手となるのであればある程度は必要になるでしょう。
だけど、そうでなければそんなものは必要ないのです。
聞きたいのは、あなたの言葉。
知りたいのは、あなたがどういう人なのか、だから。
それではまた
森部高史