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ひとりごと

いじめは犯罪だから、やられたら逃げろと娘には教えたい

娘が大きくなったら伝えたいこと

こんなことを元教員の自分が言うのも何ですが、、、

先日妻から仕事中に送られてきた娘の写真を見て
「この子の純真さはいつまでも、何が何でも守る」
と本能的に思ったわけです。

 

その時にいつも頭に浮かぶことは、学校でのいじめやブラック企業と言われるところでの超過勤務により自らの命を断つようなことが後をたたないこと。

これは本当に心が痛い。

逃げろ!とにかく逃げろ!!!

娘がもう少し大きくなったら僕がまず、伝えていきたいことは、これはやばいと思ったら

「とにかく逃げろ、逃げ切るまで逃げろ!!!」

ということ。

逃げちゃいけないなんて教えるのは人間だけ

そもそもね、逃げちゃいけないなんて教える動物は人間だけです。

他の動物は戦うときもあるけれど、やばいな、、、と思ったら逃げます。

全力で逃げます。

 

命が何より大事ですから。

 

こういう風に言うと

「逃げていては何も得るものはない」って言う人がいますが、
逃げるというのは頑張ることや努力することの反対語ではありません。

 

頑張ることや努力ってとても大切です。

僕自身も「コツコツやる」ことが大切という中で育ってきたので、それのお陰で得たものはありますし、それのお陰で今の自分があります。

 

でも同時に、それによって失ったものや
自分自身を必要以上に押し殺したり傷つけたりしたものもあります。

あんな風に頑張らなければもっと得るものがあっただろう、とも思います。

今思えば、ですけどね。後悔もしていませんが。

いじめられる側に原因なんてないんです

よく、いじめなんかだと「いじめられる側にだって原因はある」なんていう人がいます。

もしかしたらね、そういうケースもあるのかもしれない、わからないけど。

でもね、全然関係ないんですよ、そんなこと。

アメリカ時代に受けた人種差別

僕はアメリカのアーカンソーという南部の大学院に通っていた2012-3年頃、道を歩いているだけで知らない人から生卵を投げつけられたことがあります。

アジア人だから。という理由だけで。

しかも2回も。別の時に別の人から。

 

バーで、アメリカ人の友達と飲んでいたら、見知らぬ人にいきなり殴られて

「国に帰れ」

と言われたこともあります。

まぁ、さすがにこれは、バーにいた人全員でその人を追い出し、、、皆で自分を守ってくれましたが、、、

 

あと、警察官に必要以上に職質掛けられたりなんてこともしょっちゅうでした。

歩いているだけでね。

 

さて、質問です。

僕に原因はあったのでしょうか?

アジア人だから?

そんなもん僕のせいじゃないです。知らんがな、って話です。

話が通じない人も、する価値のない人もいる

こう言うと元も子もないし、やりきれないかもしれないけれど

「たまたまそういうタイミングで、そういうことをする人と一緒になってしまった」

 

ただ、それだけで被害を受ける立場に置かれてしまうことが残念ながらあるのです。

 

だって、この生卵を投げつけられたことに対して、正当性を主張したって相手はそんな人なのだから何も通じないでしょ?

友達と談笑している所をいきなり殴ってくる人に言葉なんて通じるわけないでしょ?

 

だからね、逃げちゃだめだ、ではなくて「逃げろ!」とにかく「逃げろ!!!」

なんです。

自分に鞭を打つ必要はない

自分が教員をしていた時、アメリカで働いていた時、「もっとやらなきゃ」とするあまりに心が壊れ、身体が動かなくなったことがありました。

「自分が頑張らないと」

なんて思っていたわけですが、それだと誰も助けてくれないんですよね、だって「助けて」って言ってないから。

 

家が火事になって、自分で必死に水かけてても周りからはわからない。

大切なのは最初の段階で「助けて!」と言って周りに伝えながら自分の命を守るために逃げること。

親として「逃げよう!」と言える親でいたい

だから娘がそこまで思いつめるようなことになる前に

「逃げようぜ!全力で!」

って言える親で妻とともにいたい。

 

「学校でいじめられている?んー、じゃあハワイでも行く?」みたいな。

世界は広いから

だって、世界は広い。

小さな世界でとどまって、小さな世界しか知らない人にその可能性を潰される必要なんてない。

 

世の中は広い。

人生って楽しい。

 

狭い教室で苦しい思いをしているなら、広い暖かいハワイの海の前で時間を過ごしている方がどれだけ人生にプラスになるか。考える必要もありません。

誰のための人生か

そもそも、僕自身、学校では基本オール5で、無遅刻無欠席。日本の大学でも偏差値が高いと言われる所に現役で入り、卒業し安定した職を得ていたのにそれをさっさと捨てて、アメリカに行き、大学院まで出て苦労して得た仕事からも離れて、今にいたっています。

この道程、真面目にやってたからしんどかった。

 

ようやく2−3年くらい前からかなぁ、自分の人生を取り戻しているなぁ、昔の子供の頃の自分に戻れているなぁ、って感じられるようになりました。

 

その時々は楽しいんですけどね。どっかしっくりきていなかった、こともわかってなかった。それがようやくしっくりくるようになってきた。

人生なんてそんなもんです。

本気で逃げる、本気で生きるために

逃げ切るって、とても大変。

本気でないとできないから。

だからこっちも本気で生きる。

いじめは犯罪、問題をぼかさない

それからいじめという言葉は好きではありません。問題の本質をごまかしているから。

「いじめ」ではなく、「犯罪」です。

 

昔「いじめかっこ悪い」というCMがありましたが

かっこ悪い、とかじゃないんです、犯罪だから。

 

そのあたりもきっちりしていきたいですね。

犯罪に巻き込まれているのだったら、一緒になって全力で逃げるでしょ、親なら。

 

Life is beautiful

それを見せてあげられる一人の親であり、男であり、人間でいたです。

そして、Kukunaはそんな人が駆け込んでこれる場所でありたいです。

 

それではまた

森部高史


ABOUT ME
森部高史
株式会社Pono Life代表取締役。Kukua Body主宰。アメリカ在住時でATCとしてトップレベルアスリートのケアにあたる。数少ないロルフィング®の資格を持ち、クライアントの身体と心のバランスを整え人生に寄り添い、「先生」と呼ばれる治療家やセラピストを指導する立場にもある。その人柄と結果を導くセッションと講座には全国から参加する人が後を絶たない。現在は自分の知識や経験をオンライン化していく方法を個人事業主や小規模法人経営者に伝えている