働きすぎで教員時代は心と身体を壊し指一本動かせなくなり、アメリカでアスレティックトレーナーをしていた時は18時間以上働くような日々が何ヶ月も続いて疲れから高速道路でスピンしてあわや、、、という経験が自分はあります。
そんな経験を持つからいいます。
身体を壊してまでやるべき仕事なんてありません!
よくある勘違い
「自分がいないとこのチーム(仕事)はまわらないから、、、」という人がよくいますが、大きな勘違いです。
あなたがいなくても仕事はまわりますし、チームは回ります。「私がいないとこのチームは、、、」と思っていたいあなたがそこにいるだけです。
語弊を恐れずに言えばあなたの代わりはどうにだってできます。そもそもあなたが経営者であるのならばまだしも、一人の社員という存在であるのならば、その社員一人の存在に全てをかけているような会社は危ういです。客観的に考えてそう思いませんか?
でもあなたの代わりにあなたの人生を歩める人はいないのです。
どんなに仕事で必要とされていようと、あなたが身体、もしくは心を壊してしまっても会社は責任をとってくれません。(仮に補償とか賠償金などをもらってもあなたの健康は返ってきませんから)
このように「自分がいないと、、、」「自分が頑張らないと、、、」という人はとても責任感が強く、まじめで、正義感も強い人だと思います。
しかし同時に、自己肯定力も低い人が多いです。
「自分がいないと」「自分が頑張らないと」ということは、裏を返せば「自分がこれをできなかったら認めてもらえない」という思いが奥底にはあるから。
コミュニケーションをとって割り振る、もしくは自分のキャパシティーはここまでということを決めれば良いだけです。
そんなこと上司も会社も許さないって?
それならその職場は遅かれ早かれ離れたほうがいいでしょう。
対価と損失:その人の価値観
仕事は大変で身体も心も限界破裂寸前だけれども、その対価として高額所得を得ているからというのであればそれはその人の価値観においてありなのかもしれません。
でも同時にお金では計り知れない自分の健康を削っています。そのことに関しては周りが良いも悪いも言う必要はなく、ただその人自身がそのリスクを承知で行っているのであれば良いと思います。
身体も心も壊れそうだけれどその対価もたいしたことないというのであれば、なぜその理不尽な道を歩み続ける必要があるのでしょう。
もちろん、気持ち的にも体力的にも追い詰められることのない生活をしていても健康を損なうことはあります。でも少なくともこちらのほうが、主体的に人生を生きていける可能性があります。
あなたの人生は誰の人生?
日本の企業で働く人をみていて、多くの人が仕事のために生きているように見えてしまうことがあります。
でも本当は、自分の人生で達成したいことのために仕事があるのではないでしょうか。
若い頃の自分は、「自分がやらないと、、、」「生徒のため、選手のため、、、」と思ってやっていました。それが当たり前だと思っていました。もちろん、それは当たり前のことなのですが、努力の仕方や方向性が間違っていたということが今はわかります。
がむしゃらにやれば良いというものではありません。短期的にやれたから良いというものでもありません。自分の身を削るだけ削って残るものは何でしょうか。
決して頑張らなくていい、と言っているわけではありません。ただ努力にも方向性があり、間違った形でどんなに頑張っていても良い方向に物事は動いていかない、ということ。
からだはこころのいれものだから
オフィスには、今まで本当に多くの方がいらしてくださいました。その中で多くの方は身体に不調を感じている方々。そしてKukunaでのプロセスを通じて、身体の不調だけでなくそのことが気持ちの負担というものをずっと背負いこんでいたことに気づかれます。
そこに気づいてからが本当の意味で、身体に対してアプローチができるときです。
最後までそのプロセスを終えた方々は、自分の心地よい場所を知ります。そうすることで、普段からも自分自身が心地よい選択をするようにシフトしていきます。だから人生が変わる。
「私の人生を取り戻すことができました」というクライアントさんは今まで一人や二人ではありません。
その身体、その心はあなただけのもの。
かわりはありません。
4月の新年度だからか、ありがたいことに多くの方がセッションをスタートさせています。
春は新たなスタートを切るには丁度良い季節ですからね。
自分をもっと大切に扱い、適切な判断をできるようにし
普段の仕事や業績をアップさせたい方、人生に彩りを加えたい方のご連絡お待ちしています。
それではまた
森部高史