くまモンや芽乃舎などのプロジェクトを手がけてきたことでも有名なgood design company代表の水野学さんの最新書籍。
個人事業を営んでいる方にとてもおすすめです!
その名も。。。
「いちばん大切なのに誰も教えてくれない段取りの教科書」
水野さんの著書である『センスは知識からはじまる』も大変おすすめなのですが、こちらの最新刊はより一層、「仕事をクオリティ高く『当たり前に』実行する」ために必要なことが書かれています。
仕事が思うようにスムーズにいかない理由
仕事がスムーズに行かないとき、それは端的に言えば準備不足なんですよね。
どういったことが起こりうるか、という想定ができていない。
だから、その問題が起きた時になってはじめて慌てる。
これは著書の中にもありますが、「想像力不足」であり、「リサーチ不足」。
すべての仕事はルーティーンにすることが可能
ルーティーン(習慣化)することの重要性についても述べられています。
それぞれの仕事における作業はクライアントによって異なるように思われますが、仕事で必要とされる本質的なところはすべて一緒であり、その作業をパターン化しておくことがスピードをあげることにつながるから。
ルーティーン化することのメリットは
- 何をやるかが決まっているのでいちいち立ち止まる必要がない(迷わない)
- 仕事のもれがなくなる
ルーティーンにすることが目的ではなくてその先にある、クライアントに取ってのベネフィットを見失わないことで、ルーティーン化したことがさらに生きてきます。
受け入れられる仕事は案外シンプルで泥臭い
good design company、そして水野学さんと聞けば「大きな仕事をする人」というイメージがあるかもしれません。
確かに、日本を代表するキャラクターをつくったり、世界に発信していく企業のお手伝いをされているので、確かに大きな仕事ではあるのですが、そういった仕事の屋台骨をささえているのは、この本で書かれているようなシンプルなことを、しっかりと行っていくこと。
それが出来ない人が大きな仕事など出来るわけないのですよね。
仕事とは信頼。
その信頼を積み上げるためにどういったことを一人の事業家として、そしてクリエーターとして行うことが出来るか。
これは何もデザインの世界に限ったことではないですよね。
ということでおすすめです!
それではまた
森部高史