育てる上での包容力と厳しさと

ABOUTこの記事をかいた人

森部高史

自分軸ライフクリエーター。株式会社Pono Life代表取締役。Kukua Body主宰。アメリカ在住時でATCとしてトップレベルアスリートのケアにあたる。数少ないロルフィング®の資格を持ち、クライアントの身体と心のバランスを整え人生に寄り添い、「先生」と呼ばれる治療家やセラピストを指導する立場にもある。その人柄と結果を導くセッションと講座には全国から参加する人が後を絶たない。

自分の過去の決断で、これを選んだことを褒めてあげたいなぁ、と思ったことがいくつかあります。

成人してからの決断で思うことは教員を辞めてアメリカにATの勉強をしに進学したこと、ロルフィング®を学んだこと、日本に帰国をして家族のそばにいると決めたこと、妻を結婚相手に選んだこと、そして直近では合気道を習い始めたことが挙げられます。

合気道のお稽古で気づかされること

合気道を習い始めたきっかけというのは、昔からずっと興味があって、何故ああも簡単に人の身体を操ることができるのか不思議でした。そしてその不思議さよりもその体捌きが舞踊を見ているようで綺麗なことに魅かれていました。

 

とはいえ、なかなか道場も近くにないし、時間的に通える時間を作るのもむずかしいなぁ、、、と思っていました。そして子供が生まれて、もっとバタバタする中でふと探してみたら家の最寄り駅に道場がありまして、、、しかも朝にお稽古をやっているではないですか!ということで仕事もプライベートもなかなか忙しい時に結果的に始めるということになりました。

ロルフィング®をはじめて受けた時もそうでしたが、「10回通う時間もないし、お金もないし」と思っていましたが結局10シリーズを初めてアメリカで受けた時をふりかえると、結果的にもっとも忙しくて、お金も厳しい時に1時間かけて通っていたんですよね。動き出す時には時間もお金も判断基準にならないということがよくわかります。

 

話がちょっとそれました。合気道を習い始めて気づかされることは大きく2つあります。

気づかされること その1:身体の使い方

身体の使い方。これは大きいです。普段、ロルフィング®でも力の伝わりや身体の使い方ということはお伝えしていますが、武道という形の中で活きた身体の使い方を知ることは今まで自分が培ってきたアスレティックトレーニングやロルフィングの土壌をより深め、繋げてくれています。

普段クライアントの方々に伝えているようなことが、自分自身お稽古の中で対人になり、動きの中でとなると途端に意識できなくなったり、考え過ぎてしまい身体が反応しなくなってしまう、ということがあります。

 

考えると身体は動きません。

 

また、身体をコントロールできていると思っている時は、身体は全くきちんと動いていない、ということ。フィットネスやトレーニングが盛んになっていて、それは素晴らしいことなのですが、力でコントロールしようとしていることがまだまだ多すぎます。

身体が理合にそっていれば、力は全く必要なくなり、いがみ合うことも無くなります。

合理と理合の違いについてはこちらをどうぞ。

自分軸で人生を過ごし、仕事をしていくためのヒントを発信していくブログです

力は必要ではあるけれど、力ではないと言う側面はトレーニング業界にもきちんと伝えていきたいなと思います。そのコンセプトがしっかりと身体の中にあって、はじめてトレーニングというものが活きてくると思うから。

せっかく行っている努力は、きちんと無駄なく発揮できたほうがいいですからね。

気づかされること その2:自分の在り方で相手に伝わるものが変わる

先生方は非常に優しく丁寧に教えてくださいます。しかしそれは優しいだけではなく、とてつもない厳しさも兼ね備えています。

僕はまだまだ、まだまだ初心者なのでお稽古をつけてくださる黒帯の先輩方や、先生方も優しく指導してくださろうとしたり、どこか手加減してくださったりします。

 

すると、師範代の先生などはすぐにやってきて、それではダメだ、と厳しく指導を先輩方にされます。なぜなら、教えようとする段階で自分自身の型が崩れ、型をなでるだけのお稽古になってしまい、それは活きた稽古になっていないからと仰います。

初心者で教えていただいている自分からすると、大変申し訳なく感じることもあります。自分がしっかりとわかっていれば、そのような気遣いをしていただく必要もなかったわけですから。

しかし先輩方の素晴らしいところは、そうやって厳しく指導された内容をしっかりと受け止められる。そして即座に僕とのお稽古で活かしてくださる。

 

すると自分のような初心者であっても、投げた時、投げられた時の感覚が明らかに変わってくる。自分の在り方で相手に伝わるものが変わるんですね。

今日、師範代がおっしゃっていたことは、とても響きました。

 

「言葉で全てを伝えようとする必要はなく、自分がするべきことをしていたら、それが相手に伝わるのです。」

何かを伝えること、育てていくこと

クライアントに対してでもそうですし、スタッフや若手を育てていく、指導する立場にある時伝えたいと思うことはたくさんあります。

そのなかで言葉で伝えていくことはとても大切で、そこには優しさも必要だと思います。しかしながら優しさだけでは本当の意味での優しさにはならず、厳しさだけでも大切なことは伝わりません。

 

本当に優しい人は厳しさがあるからこそ、その優しさが伝えられるのではないかと思います。

今、目の前の形を一つ伝えるのではなく、その形は全体の中で何を表しているのか。

 

一部は全体をあらわし、全体は一部を表します。

そのことをどれだけ伝える側が意図できているか、ではないかと思います。

クライアント・スタッフ・若手との関係性

僕自身は、講習会などは行っていますが、自分のスタッフや若手を育てる立場には日本に帰ってきてからは立っていません。アメリカにいる時はATとしてそのような立場にいることは多かったですが、やはり厳しく接することもありました。

その中で、距離を置く人も出てきます。それも仕方のないことだと思っています。

 

それはクライアントの関係性などにおいても一緒です。僕のオフィスでおこなうことは子守ではありませんから、クライアントのいいなりになり、サービスをするというわけではありません。

クライアントの状態を見極め、安心できる場所や空間を提供しながら、その人のゴールにたどり着けるお手伝いをしていきますが、時にKukunaや僕自身の考えに敬意を払えない、自分が良ければそれで良いという方は今後一切のサービスをお断りさせていただいていることも、数は多くありませんが、実際にあります。

 

価値観の合わない人に対して、何かを伝え続けてる労力よりも、価値観が似ている人で必要としている人たちに僕は労力を割きたいと思っています。そうすることで救われる人はたくさんいることがわかっているから。

無理に僕の価値観に合わす必要もありません。でも僕がこうやって発信していることに対して共感してくれる方々と一緒に仕事を、時間や空間を共有していきたいな、と思っています。

それではまた

森部高史


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