こんにちは、森部です。
「なぜ、自分はこの仕事を選んでいるのかな」、というのは常に自分が大切にしている質問。これに対して答えられなかったり、後ろ向きな答えになっているときは、手や足をとめるタイミングだと思っています。
1年前、Facebookに投稿した文章が上がってきて、改めて同じ想いがあるので再シェア。
https://www.facebook.com/takashi.moribe/posts/10103432590009107
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2018年4月25日 ·
この前の関西出張中にも話になったのだけれど、ほんの6年前はアメリカでATCとしてスポーツ現場で日夜働いていて、自分の時間なんてないのが当たり前だった。
日本に帰ってきた2012年、今までの教員、チームづきのATCとは全く異なる働き方する個人事業主としてボディーワーカーの道を選んだ。
最初は、なにをどうしていいのかわからず、ロルフィングの良さを伝える事に必死。だけど見向きもされず、何度も泣いた。
いまも泣く時はあるけど、あの頃はどうして良いのかわからない涙。今の涙はだいぶ意味が違う。
それからほんのちょっとしてから、結婚をし当時は安定しているとは言い難い生活だった。それでもすぐにお陰様で生計を立てる分には困らないくらいにセッションに来てくださる方が増えた。
今度は逆に休むことができないくらいに、スケジュールはパンパンになった。
その頃に子供を授かり、「家族のために!」とより一層働いた。しかしそれは家族が求めているものではない独りよがりの「大黒柱」像。
家族が求めていたのは側にいること。
だから働き方を変え、その結果としてその一年後にやってきた、突然の妻の闘病の間にも家にいることを選択することができた。
いまは妻は治療は続いているけれど、元気になり今日の夜もヨガレッスン(教える方)の復帰第二戦にでかけている。
ほんの9ヶ月前は指一本動かせなかった日々が続いていたのに。
この週末、関西への出張に家族で行き、各々の仕事をして、東京に帰ってからも日中にお昼寝している娘の寝顔をじっくりと見ることができる。
ほんの数年前には想像もできない生き方、そして働き方をしている。
あの時はその時の一生懸命があり、自分にできることを行っていた。そしてその時のライフステージだったからそれが可能だった。
もしもの話は無駄なのかもしれないけれど、もしもあの時にすでに結婚して、子供を授かり、妻が闘病をしていたら自分はどんな選択をしていたのだろうか。
もちろん家族
そう言える自分でいたいけれど、「仕事なんだからしょうがないだろ」と言っていたかもしれない。その可能性のほうがずっと高い。
どちらが正解とも言えない。
どちらも正解なのかもしれない。ただ、あの頃の自分には選択肢がなかった。
本当はいつでも選択権は自分の手の中にあるのだけれど、それを持っていることにも気づかず、行使できるなんて思ってもいなかった頃。
個人事業主として働き始め、仕事が無いかもしれない不安からは開放されはじめたころ、今度は逆に仕事を休むことが怖かった。
いつの時にもその時々の課題、そして「お試し」はやってくる。そしてお試しはいつもギリギリをついてくる。
まだまだ人生は続くから、もっと自分が大切にしているものを大切にしていきたい。
そして、そこから見える景色を一緒に共有していきたい。共感してくれる人と一緒に。
自分が伝え続けることで何かに気づいてくれる人が世界に一人でもいたら、それだけで発信していることに意味がでてくるから。
そのためにも色々と見えない所で、チャレンジを続ける、そんな大人でいたいと思う今日という一日でした。
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この想いは1年たったいま、より大きくなっています。
そして、この投稿を改めて読み返して思ったこと。
https://www.facebook.com/takashi.moribe/posts/10104041175079747
全文はこちら↓
1年前の投稿。自分は本当に皆さんのおかげで、自分ひとりがロルフィングを提供するボディーワーカーとして生計を立てていくことは1年目から充分に可能になった。
他のアプローチや同業者よりも高いセッション料金でも選んできてくださるのは感謝しかないし、毎日5−7セッションしている時間は楽しかった。その人の力になれていることを実感できる時間は特権。
開業の最初は躓いて、泣いている日もたくさんあったけど、その後は順調にすすんでいったことは、当初から考えたらありがたい話でしかないのだけれど、同時に仕事にしていくことに躓いている仲間や同業者を見てると
「自分は幸運にもうまく行っているけど、自分だけが良いっていうので本当にいいのかな?」
そういう疑問が自分の中に湧き上がった。
自分ひとりが見れる人数の限界はどんなに頑張っても1日7−8人。そしてそれをするとなると家族をほったらかしになることにもなる。
それよりも、自分が知っていること、培ってきたことを5人の人に伝えて、その人達が自分の専門性を持って仕事をつくれるようになれば、その先の助けを必要だったクライアントや患者さんというエンドユーザーの数は僕一人で見るのとは比べ物にならない人たちに必要な手を届けることができる。
僕はロルフィングが大好きで、その力はすごいものだと実感しているし、自分がロルファーになることを選んで良かった、と思うけれど、身体に悩みを抱えている人にとったら、ロルフィングじゃなくてもいいんですよ。
それよりも、必要なときに必要なものを届けてくれる信頼できる専門家がそばにいる、そして専門家自身が自分の存在をきちんと届けられていることが大切。
だから、その方法を伝えることを始めることにしました。その一つの形が「ぽのビジ」。
身体に関われる仕事を選んだことは自分にとっては天職。だけどそれを仕事にしていく過程では苦しいこともたくさんあったし、今も苦しんでいる人たちはたくさんいる。
人を楽にする仕事をする人たちが苦しむのはちょっと違う。自己犠牲のもとに成り立ったり、搾取される形であったり、摩耗していったりするのも違う。
もっと幸せに生きることができるんですよ、絶対。軸を持って「自分が」決めた道に進むなかで、周りの考えも見ていけたら。
独りよがりでもわがままでもなく、自分の軸で動いていくことが幸せのKey of Lifeだと。
簡単に行かないこともたくさん起こります。だって生きているんだもの。一生懸命に。自分のために。「お試しはいつもギリギリをついてくる」
それは、チャレンジしている人生だからこそ。最初から安全しかない完全培養の世界にいたら面白くもなんともない。
だから、当たり前のように今の自分にちょっとだけ負荷をかける。誰かにかけられる、のではなく「自分が望んでいる未来」にむけて。
「当たり前」と思われていることをやってきたから、感じる良いこと、当たり前のこと、そしてちょっとした違和感、それを大切にこれからも伝える仕事を続けて行こうと思います。
仕事って、自分の想いを伝えていくこと。
だけど、それを仕事として成立させるためには自分の想いをそのままに手渡していくのではなく、求められていることに形を変えていく必要がある。
でも、そこには根底にある想いがなければ薄っぺらいものになってしまう。
そこをどう、とらえ、改善し、届けていくか、それが仕事という醍醐味であり、個人・法人含む事業主として活動する最大のチャレンジであり、楽しさなのだと思います。
1年前の投稿でシェアしているPDFは現在配布していないので、現在の無料PDFはこちらになります。ひとりサロン・治療院・ジムを運営している身体の専門家の方はぜひ。無料です。
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それではまた
森部高史