皆さんは体重が増えたり、減ったりした時に洋服は替えますか?
太ったときには洋服がきつくなり、着れなくなってしまうから必然的に買い物に行く機会が増えるかもしれません。
痩せた時は、「あ!ゆるくなった!」と思ってもあまりにブカブカな物を着ていても不格好ですから、必要なものから買い揃えていくことになると思います。
今日は、心も同じなんですよ、というお話
人の心の成長のプロセス
僕たちは日々様々なことを経験しています。
とても充足感のあること。
自分がもっとしっかりとしなければ、と思うこと。
嬉しいこと、悲しいこと、悔しいこと、楽しいこと。
その瞬間ひとつひとつが、僕達の心の成長に一役買っています。
無駄なことはひとつもない
無駄な経験はひとつもない、とはよく言われますが、その時は「こんな思いをするのはもういやだ!」と思うような辛いことでも、自分のそれからのその感情の取扱方しだいで
「あの経験があったからこそ」
と思えることは多いです。
自分にとって、大切なことであればあるほど、真剣に向き合っているものであればあるほど、そういった時のショックは大きいものかもしれませんが、一度立ち止まる良い機会にもなります。
そこで立ち止まり、悲しい気持ちのままでいるのも自由です。
十分悲しんだら、「よし、一歩進んでいってみよう」、そう思うのも自由です。
進んだら、また傷つくこともあるかもしれません。
それでも、それ以上に得るものがあります。
それは自信を持っていえます。
大切なことは、人のせいにしないこと。
自分の人生の責任は、自分にある、という主体性を持って生きること。
離れていく人間関係もある
様々な経験、そして想いが自分の中で消化されていくと、今まで付き合っていた知人や友人と意見が合わなくなってきたり、時に非難や批判をされるような状況が生まれてくることもあります。
でもそれってとても自然なこと。
そばに居てくれる友人、知人はとても大切な存在です。
でもあなたの全てを理解しているわけではありません。
だから時に
「そんなの間違っているよ」
「そんなのうまくいくわけないよ」
そんな言葉を投げかけられることもあるでしょう。
悪意はなく、あなたのことを思って、ということも多いでしょう。
でもそんな時に
「どうしてわかってくれないの?」
そう思う時もあるかもしれません。
過去の自分を基準に僕たちは物事を考えてしまう
僕たちは、過去の経験をもとに物事を判断していきます。
それが枠組みをつくってくれるのですが、時にその枠にとらわれてしまうことが少なくありません。
だから友人や知人は
「今までのあなたはこうだったのだから、そんなこと無理にきまっているじゃないの」
というスタンスで話をしてくることだってあります。
その意見に耳を傾ける必要はあるでしょう。
真意は何であれ、その意見が出てくることには多かれ少なかれ一理あるからです。
でも覚えておいてほしいのは、その人達も「過去のあなた」を見て判断している、ということ。
だから大切なことは、自分自身が自分で全ての責任をとるべくして行動をおこす覚悟があるかどうか、ということ。
覚悟、してますか?
その覚悟がしっかりと見えていたら、その友人・知人も
「そこまで腹が決まっているのならやってみたら良いと思う、応援しているよ」
そう言ってくれると思います。
その覚悟を見ることも、確認することも、応援することもなく
「言ってもわかんないあなたはダメだ!」
と頭ごなしになるような相手であったら、それまではどんなに良くしてくれていた人であったとしても、仲良くしていた人であったとしても、もう見ているステージが違うということ。
上手に距離をとっていっても良いタイミングです。
心の成長とともに自分のステージも変わってきます。
それによって、周りでお付き合いしてく人たちにも変化が生まれていくのは自然なことです。
そう、それは体型が変わり、着る服のサイズが変わっていくときのように。
一生を誓い合って結婚した人たちでも別れる時には別れます。
自分が、自分の人生に100%責任をもって生きていく覚悟があるかどうか。
その点を確認してみてくださいね。
それではまた
森部高史