熱い熱い、ダラスの夏。アメリカでATC として仕事をしていた頃のこと。
その日は一日、外で過ごした後に久しぶりの日本食を楽しみに向かった日本食居酒屋。
大貫さん(通称ぬっきー)との出逢いは、そのダラスにある日本食居酒屋でのことでした。
仕事仲間と入ったそのお店で、久しぶりの日本食を楽しみにしていたときに、ふとみると隣の席にいたのが、大貫さんだったという偶然。これには本当に驚きました。
全く違う州で働いていながらも、彼のことは良く耳にしており、いつかは逢いたいと思っていた存在でした。まさかこういった場で偶然出逢うとはその時は思ってもいませんでした。
それから月日がたち、彼はMLBアリゾナ・ダイヤモンドバックスでアスレティックトレーナーとして、僕はMLBコロラド・ロッキーズでのスプリングキャンプインターン、NFLヒューストン・テキサンズでのサマーキャンプインターンを経て、全米各地の大学でスタッフとして働く日々。
その頃は頻繁に連絡をとる、ということはなかったのですが、人づてに彼の活躍、そしてその人柄については耳にすることがとても多く、またゆっくり話がしたいと思わせる存在でした。
そして、2012年僕は、アメリカ最後の職場、ハワイ大学でのアスレティックトレーナーとして3年勤務した後、日本に帰国することになります。そして西麻布にロルフィング®を中心としたボディーワークサロン、Kukuna Bodyを開設。(現在は場所を移転し麻布十番)
そして、ある時Facebookのメッセージが。
それは、アメリカで働く中での苦悩、日本で活動をすることや今後の展望について話を聞かせて欲しい、というものでした。
そこで、日本とアメリカでの違い、直面している出来事、やりがい、難しく感じていること、などを率直に話をしました。自分自身もそうでしたが、アメリカでの生活が当たり前になると、日本での活動や生活は想像がつかないですし、やはり10年近く活動してきた地を離れるには勇気がいることです。
知らない、ということは不安を生み、不安は恐怖をよびます。
そういった中で、彼から声をかけてもらえたことはとても嬉しかったです。
彼ほどのキャリアをもち、技術、知識をもちながら、素直に人の話を聞ける人がどれほどいるでしょうか。
どんなに知識や技術があったとしても、人の話を聞けない、自分が絶対的に正しいと信じて疑わず、自分の意にそぐわないものは容赦なく批判する人を数多くみてきました。それは国籍を問わず、もちろん日本人でも同じようなことをする人を多くみてきました。
しかしそれではプロフェッショナルとは言えません。
なぜなら、正義の反対は悪ではなく、またこれも反対側の正義だからです。
大貫さんには、その観点を大切にしている。何よりも人を大切にしていることを強く感じさせてくれていました。
その後、彼も日本に帰国し関西を中心に活動をすることになりますが、それを期にコミュニケーションを取る事が増え、彼はPRI教育コーディネーターとして、僕はロルファーとしてATCとしてのキャリアを土台に更なる経験を乗せ、現在は互いに経営者としての道を歩んでいます。
初めて出逢った頃とは活動している場所も、内容も異なりますが、変わらぬ想いと共に。
既に大貫さんと様々な場で時間を共にしたことがある方も多いでしょう。今回はいつものセミナー形式と異なり、大貫さんとじっくり対話ができる時間を用意していただきました。
そして、高度な専門技術はプロとして大切なことではありますが、高度な専門技術を身に着けていれば、多くの方の問題を解決できるわけではありません。
まずは既に自分の中にあるものを、しっかりと活かし、届けきる事ができているか、が重要です。
2月10日・11日の両日に渡り、異なる側面から今の自分のプロとしての立ち位置、技術、知識、そして仕事についてじっくりと見つめていく時間です。
- 2月10日(土)
- 10時−18時【呼吸を味方につける〜呼吸で何ができるかみんなで探る会〜】:大貫崇
- 懇親会(希望者のみ:当日別途徴収)
- 2月11日(日)
- 10時−15時【常識はずれの成長法則〜これからも必要とされる専門家であるために〜】:森部高史
- 15時30分−17時【パネルディスカッション:これからも必要とされる専門家であるために】:大貫x森部
- パネルディスカッションのみ、学生料金を設けています。ATCとしてアメリカで活動してきた2人。日本に帰国してから自分の名前で活動をし、プロとして活動し続ける2人。全国各地でセミナーを行う2人。そして、夫として娘を持つ親として、その活動の変遷にも触れながらお話をしていく時間です。学生・若手の方も是非足をお運びください。
【お申込】
お申込開始は11月1日20時から。既に先行予約でお申込を頂いており、お席には限りがありますので興味のある方は開始より日を空けずにお申込をされることをオススメ致します。
お申込はこちらのリンクをクリックしてください
両日における更に詳しい内容は下記リンクをご覧ください。
それではまた
森部高史