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ICL体験記

ICL体験談#1:40代半ばの強度近視男性がICL(眼内コンタクトレンズ)手術を選んだ理由

先日品川近視クリニックでICL手術を受けました。

翌日の術後健診では0.04だった視力が1.5に!

まだ術後数日しか経っていませんが、今のところ経過は良好。ICLを受けてよかったな、とすでに感じています。

術後1週間は常時保護メガネを付けて過ごさなければならないのですが、それでも視界は非常にクリアです!

手術が終わってすぐは、瞳孔を開く薬を使っている関係で光が眩しく、まだぼんやりではありましたが、それでも周りの景色が今までよりも確実に見えていることに感激しました!

僕と同じように視力が悪く、お悩みの方に一つの選択肢としてのヒントとなれば、と思いこのエントリーを書いていくことにしました。

今後、悩んだことや術後の様子、経過についても書いていこうと思います。

コンタクト歴30年、なんでいまさらICL?

僕は小学校3年生の頃にメガネをかけ始めました。その時の視力は0.7。授業中、黒板が見えづらいと感じていたのが一つのきっかけでした。

中学に進んだ頃には順調に(?)視力は落ちており、スポーツもしていたことから、メガネの煩わしさからコンタクトに変えました。

メガネの時も、コンタクトにした時も

「こんなに見えるようになるの!!!」と感激したことを今でも鮮明に覚えています。

コンタクトを使い始めて、最初の頃はハードコンタクトレンズを使っていましたが、これが痛くてなかなか馴染むことはありませんでした。

最近ハードコンタクトを使う人はあまりいないかもしれませんが、何せ落としてしまうと高価なものだったので、見つけるのにも必死でしたよね。

その後、ソフトコンタクトに変えて、しばらくしてから使い捨てのソフトコンタクトが一般的になってきたので、そちらを使うようになってからは非常に使いやすく、メリットの方が大きくなったように思います。

ただやはり、人生100年としたときに、40代前半の時点で−9D(裸眼の視力は0.04ほど、この度数のコンタクトでも矯正視力は0.7程度でした)。

一般的に取り扱われているコンタクトレンズは−12Dくらいまでということで、今の年齢ですでにこのコンタクトの度数となると、今後どうなっていくかな、という不安はありました。

それに年齢をかさねるにつれて、毎朝・毎晩のコンタクトの手入れが煩わしくなってきていました。

LASIK(レーシック)は適用外

視力矯正手術と言えば、角膜を削るLASIK(レーシック)を思い浮かべる方も多いかと思います。

もちろん僕もこれには興味がありました。安全性などについては、近年は技術も非常に進歩していますし、世の中で一般的になってきて数十年経過した今はかなり安心して受けられるものかな、という印象です。



僕の周りでもレーシックを受けている人はたくさんいて、その結果に満足している人ばかりです。

ただ、僕の場合は近視がかなり強く、そういう人は角膜が薄すぎて削れないためにレーシックは非適合であるということを聞いていました。

結局ICLの術前検査の時に「レーシックは検討されていないんですか?」と聞かれましたが、視力など検査をした後に「あぁ、これだとレーシックは厳しかったですね」と言われました。

元々ICLを希望していたので問題はありませんでしたが、レーシックを希望していたけれど、適応外となると多少なりともショックを受けるかもしれませんね。

その点ICLは強度近視であっても、矯正は可能になります。

手術適用になるかどうかは様々な検査を行った上での判断となりますし、多くのクリニックでは−5Dを境に金額が変わりますが、強度近視だからと言ってICLが受けられない、ということはないようです。

ICLを受けることにした3つの理由

30年以上もコンタクトを使ってきていた僕がICLをうけることにした理由は主に3つあります。

理由その1:QOLをあげるため

これは最もわかりやすい理由といえるかもしれませんが、QOLをあげるためがまずあります。

単純に毎朝、毎晩コンタクトの手入れをするのが面倒なんですよね。

これは一人暮らしの時には気になりませんでしたが、結婚をして子供も授かり、自分以外の誰かと生活をするようになってから気になり始めていました。

コンタクトの処理というのは決して大変なものではありませんし、慣れているのでサッとできてしまうものです。

しかし、物音を少なからず立てることになるので、気をつけていてもその気配で休んでいる家族を起こしてしまうこともしばしばありました。



出張や旅行も多いので、その時にコンタクト液とメガネを忘れずに入れる、というのも毎回のことながら、ちょっとめんどくさいですよね。

忘れたら何も見えないので、忘れることはできないけれど当日の朝まで使っているので早めに準備することもできません。

実際、一度メガネを忘れて空港に向かう途中で取りに帰ったこともあります。



最悪、一度どこかすぐに作れるところで作ればいいじゃないか、と思われるかもしれませんが僕ぐらいの強度近視だと即日では無理で出来上がりに1週間くらいかかるので、絶対に忘れてはいけないもののリストになります。

また、ちょっとしたことでコンタクトがずれてしまうこともあります。

運動をしている時、運転をしている時、ちょっと乾燥してきた時、プールに入っている時など。

落としてしまったらこれもまた一苦労です。

こう言ったことも含めて、コンタクトとメガネが自分の人生に必需品となっていることに嫌気がさしていたのが1つ目の理由になります。

理由その2:災害時のリスクマネージメント

前述の通り、僕はコンタクトを外すと何も見えません。見えるのは目から数センチの距離だけなので、裸眼では誰が隣に座っているのかもわかりません。

そういった状況なので、何か災害があった時にメガネは必需品となります。

防災グッズの中には予備のメガネを入れていますが、もしも出先で災害にあうようなことがあったら、普段はコンタクトでメガネを持ち歩いていないのでそれでもう詰みます。

また、家にいるときに避難するとなっても、持って行ったメガネが何らかのきっかけで壊れてしまったら、これもまた何も見えない状態になってしまいます。



子供もまだ幼いので、何も見えない状態では守ることすらできないどころか、自分が余計な負担をかけてしまうことにもなります。

そう言った事態にならない、巻き込まれないことが一番ですが、最近はいつ、どこで、何が起こるかははっきりとわからない状態です。



だからコンタクトやメガネがなくても災害や避難時に困らないようにする、というのは裸眼ではほぼ何も見えない自分にとっては大切なリスクマネージメントなのです。



これが理由の2つ目になります。

理由その3:年齢制限が近くなっていた

ICLに興味を持って、少しずつ調べていると年齢制限に言及しているものがありました。

一般的にICLは視力が安定している25歳以上45歳未満を対象としているところが多いようです。

40歳を超えると老眼の影響も強く出て来る人がおおいのでそう言った上限を設けているのだろうと思います。

そうしなければ、何が視力に影響しているのか、手術がうまく行っているのかも判断しづらいからなのかな、と思います。

とはいえ、これは一般的に、という部分になるのでクリニックによってはその年齢以上でも受け付けているようです。

僕が手術をうけた 品川近視クリニックではこのブログを執筆時点では65歳まで適用範囲と書いてありました。(詳細はクリニックに直接お尋ねください)


僕自身はICLを検討し始めたのが43歳もおわる頃だったので、どうせ受けるなら早いほうが良いということと、一般的な年齢制限にかからない方が話は早いと思ったので、まずは術前検査を受けて適合であればICLをしようと決めていました。

ということで年齢制限が3つ目の理由となります。

ICLの手術をしてどうだった?

結果から言うと、大満足です!

もっと早くにやっておけばよかったな、と思うばかり。ただ、なかなか踏み切ることができないですよね。

僕も正直、自分のQOL向上だけが目的であったら先延ばしにして、結局やっていなかったんじゃないかな、とおもいます。

周りでレーシックをやっている人は多かったけれどICLをしている人はいなかったので様子がわからなかったこと。

価格もレーシックに比べて非常に高価になるので、躊躇してしまうこと。

周りで受けている人がすくないために、安全性がよくわからない、などありますよね。

ただ、昨今地震や災害のニュースが多くなり、子供も小さいので気になっていたこと。

そして、年齢制限に引っかかりそうになってきたことが大きなポイントでした。

そういったことを差し引いても、術後の結果から考えるとまだ数日しか経っていませんが

「10年前に受けておきたかったなぁ…」

と心から思います。

経済的な負担は決して安くはないけれど、価値がある

確かに費用的な部分の負担は大きいですが、医療用ローンが金利無しで組める所も多く、僕が手術を受けた品川近視クリニックは最大5年間無金利で受けることができます(この記事執筆当時)。

そうすると月々の負担は7−8000円程度。

それで、今後コンタクト、コンタクト用品、眼鏡、検診代などがかからないということになると、トータルで安くなっていきますよね。

ですから、クリニックも20代後半から30代前半の方が非常に多かった印象です。

ICLは興味があるけれど、リスクが心配という声に関して

もちろん時間は短いとはいえ外科的手術を行うわけですからリスクは0ではありません。

内科的なものとは異なり、情報の大部分を視覚から得ている感覚器を触ることになるので、慎重になるのもわかります。

ただ、手術におけるリスクはどんなことでも一緒ですよね。

最終的な判断は自分が決めなければいけないものではありますが、僕はまだこの記事を執筆時点では術後3日目でしかありませんが、現段階ではICLを受けてよかったと思っています。

これからも、気になるという方のために自分の体験記を書いていこうと思いますので、「いままでICL気になっていたんだ!」という方の参考になれば嬉しいです。

僕が手術を受けた品川近視クリニックはコチラ

それではまた

森部高史


ABOUT ME
森部高史
株式会社Pono Life代表取締役。Kukua Body主宰。アメリカ在住時でATCとしてトップレベルアスリートのケアにあたる。数少ないロルフィング®の資格を持ち、クライアントの身体と心のバランスを整え人生に寄り添い、「先生」と呼ばれる治療家やセラピストを指導する立場にもある。その人柄と結果を導くセッションと講座には全国から参加する人が後を絶たない。現在は自分の知識や経験をオンライン化していく方法を個人事業主や小規模法人経営者に伝えている